猛暑という文字が毎日のようにTVの予報に並ぶ
・・まだ5月一年で一番過ごしやすい季節なのに
下見では、
ムラサキ・ハシナガヤマサギソウ・トキソウ・オカウツボ・ヒメナベワリ・ヒメウラシマソウ・ツレサギソウ・サイハイラン等
貴重な開花を確認する事が出来ました。特に19日のサルナシの花に出会った事でした。
何時も人災に会い花を見る事の出来ない小さな花
ヒメナベワリ「ビャクブ科」
福岡県指定 絶滅危惧?(VU)
大切に見守って来ていました、一本が小さいながら花を付けていました。
今年こそは種を踏まれない場所へ移動してあげたいものです。
種に成るまで元気でいられるか心配です。
サルナシ 【マタタビ科】
毎年人家の庭で見ていましたが、山に自生するのは初めてみました。
ヤマトアオダモ・山桜の様子を見てきました。
ヤマトアオダモ「モクセイ科」 ヤマザクラ
ヤマトアオダモは赤い種を沢山つけていました。
キズタが絡みついたヤマザクラはキズタが枯れて居るのが確認できました。
今日は5月の開花調査日です
朝から暑い台上ですがそれでも時折涼しい風が吹き抜けて心地よい。
ミヤコグサ「マメ科」
さすがに此処までは外来種の侵入が無い様です。
ソクシンラン オカウツボ フナバラソウ
この季節恒例の野草が並びます。
(撮影:山中)
ナワシロイチゴ「バラ科」
ナワシロイチゴは中々花を開いてくれません珍しく開花株が多い日です。
ニワセキショウ ウリノキ イネ科の植物
咲き初めのウリノキ、イネ科の植物の胞子が綺麗でした。
(撮影:山崎)
バイカウツギ「ユキノシタ科」
山の彼方此方を白く染めて、ウツギの中でも一番豪華な花を見せてくれます。
ユキノシタ イボタノキ ウグイスカグラの実
小倉側の車道の側面を白く染めて咲いていますユキノシタ
3月沢山の花を付けて居た ウグイスカグラは赤い実を可愛く揺らしています。
(撮影:松嶋)
トベラ「トベラ科」
ヤブヘビイチゴ
三枚のうち一枚が長いヤブヘビイチゴを解りやすく写しています。
(撮影:吉松)
ヒメケフシグロ「ナデシコ科」
北九州公園指定の希少種で台上ではこの場所にのみ僅かに咲いています。
大切にしたい植物です。
ヤマムグラ 花アップ キクムグラ
山地の暗い湿度のある場所に自生するヤマムグラ、
比較的明るい場所を好むキクムグラ咲き方の特徴が良くわかる写真です。
(撮影:桃坂)
今回は蝶も色々見る事が出来ました。
ムラサキシジミ モンキチョウ ヒメウラナミジャノメ
クララを食樹とするムラサキシジミ卵をうみつけています。
そのうちクララは毛虫の住処と化してしまいます
、裏側を見せるモンキチョウの♂と♀
ヒメウラナミシジミ等、蝶も花に合わせて飛び始めます。
午後からの暑さは厳しくリタイヤする数人を除いてみな元気に調査へ
出かけました。山桜の確認、人家のサルナシ、赤い実のウグイスカグラ、
それぞれのコースでの楽しい発見と、出会い楽しそうに語らう姿が印象的
暑さも、足の痛さも、忘れて花との出会いを喜び、写真を見せ合い喜びを
共に出来る元気な平尾台野草好き仲間です。
お疲れさまでした。熱中症に気を付けてお過ごしください。
次回は6月11日(水曜日)
自然の郷花工房 9:30分発です。