嬉しい報告が出来る開花調査と弾む気持とはウラハラ
怪しげな雲行き、走り出すとすぐポトポトと雨音がウインドウを叩く
エ〜ウソでしょう 雨の散策路は、調査はどうしようと目まぐるしく思いが交差する。
ケ・セラセラと運転に集中
下見では
アキノキリンソウの黄色ではなく何故かセイタカアワダチソウの
黄色が強烈に目に飛び込んでくる。
ボランティアの駆除の努力を嘲笑っているようです。
イヌセンブリ (リンドウ科 センブリ属)
学名:Swertia diluta var. tosaensis
茎は細く、柔らかい。葉は倒被針形で、センブリに比べると幅が広い。
花は白地に紫色の筋が入る。イヌセンブリは苦味がないので、薬用には用いられない。
口にしてみると、苦味がまったくないわけではなく、センブリの苦味がわずかにある。
各地で生育数が減少していることが指摘されており、RDB種として指定されている
台上でも今年は数株しか見られず
終花が一株残っていました。
アキノキリンソウ ヤマジソ ヤマラッキョウ
1)アキノキリンソウ(秋の麒麟草)キク科アキノキリンソウ属の多年草
学名:Solidago virgaurea var. asiatica)
以前は里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られ、
秋草の代表であり、リンドウ等と共に見慣れた野の花でした。
しかし、そのような環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり、
「秋の道ばたの黄色い花」はセイタカアワダチソウに取って代わられたようです。
2)ヤマジソ(山紫蘇) / シソ科 イヌコウジュ属 1年草
葉は対生し、短い柄があり、卵状長楕円形で、
低い鋸歯がある。苞は卵形で3〜6mm。花は淡紅紫色で長さ約3mmの唇形花をつける。
茎は直立してよく枝を分け,高さ5〜30cm,開出する毛がある。葉は対生し,
長卵形で長さ1〜3cm,縁には少数の鋸歯がある。花は9〜10月ころ,
茎や枝の先にやや密な花穂を作り,小型で淡紅紫色。
花序には卵形〜広卵形の苞がある。萼は先が5裂し,
毛があって果実のなる時には5〜7mmとなる。
昨年まで一カ所のみで確認でしたが、あの環境を探せば他にも
あるはずと探したところ他所でも発見嬉しい報告です。
3)ヤマラッキョウ(山辣韮)
学名:Allium thunbergii)は、ネギ属の多年草。
9-11月にかけて紅紫色の球状花序をつける。
花1つ1つは雄蕊が長く突き出、花弁(合花弁)は6枚ある。
葉は根出葉、断面が稜形で幅は5-1cm程度、今年の開花が遅れているのか
探すため藪に分け居入り踏んでしまったのか
非常に少ない。
報告:写真 森
ツルリンドウ(蔓竜胆、学名:Tripterospermum japonicum)は、
リンドウ科ツルリンドウ属の多年草のつる植物。
山地の木陰に生え、蔓が地面を這ったり草木にからんで長さ40〜80 cmになる
葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花をつけて、紅紫色の果実が花弁の先に実る。
開花時期は8月〜10月。葉は対生し、3本の主脈が目立つ。
花に季節にはつい見逃してしまいますが
赤い実は目立ちます 鳥さんへのアピールでしょうか?
コシロノセンダングサ シマカンギク
コシロノセンダングサ[キク科センダングサ属」
別名シロバナセンダングサ、シロノセンダングサ
北米原産の帰化植物。下部の葉は対生、上部の葉は互生し、
長さ12〜19cm。3全裂または羽状に全裂。頂小葉の先端は細長く
とがる。上部の枝先に4〜7個の白色の舌状花と黄色の筒状花から
なる直径2cmの花を1個づつつける。
総苞片はへら形で先はとがり、7〜8個が1列に並ぶ。
舌状花は雌しべが退化し結実しない。
シマカンギク
(島寒菊)別名アブラギク。
「キク科キク属」花期は10〜12月。
学名:Chrysanthemum indicum
名前に、島がつくが島に多く自生しているわけではない様です。
アブラギクの名の由来は、
江戸時代に長崎で花を油にひたし傷薬にしていたことから付いた別名
車道では群生が見られますが山では
ボチボチ咲き始めたところでした。
アリタソウ(有田草)
学名: Chenopodium ambrosioides または Dysphania ambrosioides)
アカザ科(APG植物分類体系ではヒユ科)アカザ属またはアリタソウ属の一年草。
中南米、メキシコ南部原産。の外来種
和名は、駆虫薬として佐賀県有田町で栽培していたことに由来する。
写真:釘宮
ムラサキセンブリ 「リンドウ科 センブリ属 」
センブリに似ていますが,花はひとまわり大きめです。花の色が紫色になる点が
花柱が紫色をしているが、わかりやすいポイント。
関東以西に分布するが,どこにでも生えているというほど普通のものではない。
蛇紋岩地帯の崩壊地周辺や,山焼きされて草原が維持されているような茅場に
生えていることが多い。センブリは苦味の強い胃健薬として有名だが,
ムラサキセンブリはセンブリに比べて薬効が弱く,葉を噛んでも苦味が弱い。
センブリ ヒメヒゴダイ
センブリ(千振)リンドウ科センブリ属の二年草。
学名:Swertia japonica )は薬草として利用され、
生薬名は当薬(とうやく)という。
名前の由来は「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされている。
その由来の通り非常に苦味が強く、最も苦い生薬(ハーブ)といわれる。
ヒメヒゴタイ【漢字名】姫平江帯「キク科 トウヒレン属 」
学名:Saussurea pulchella
大陸系の植物で総苞片の先に乾膜質の付属片があり
蕾の時からピンク色で美しく他に例が無い。
日本列島での分布は西に行くほど多い傾向がある。
昨年は登山道を歩けば出会える花
普通に見れる花でしたが、開花期が変化したのか
終花ばかりその中で一輪いえいえ
立派な株が折り取られ脇芽が開花した花でした。
運が悪いと言いますか次から次にご不幸に
見舞われ心配していましたが、
医者の言う事を聞いて休養ばかりしていると歩けなくなると
頑張って参加された撮影者の心意気にエールを送ります。
撮影:山中
ウメバチソウ(梅鉢草)
学名:Parnassia palustris)はウメバチソウ属の多年草。花が梅の花を思わせる。
根出葉は柄があってハート形。高さは10-40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は茎を抱いている。
花期は8-10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。
この季節台上を華やかに・・清楚に彩る可愛い花です。
ムラサキゲイトウ
ムラサキアオゲイトウ(紫青鶏頭) ヒユ科
学名:Amaranthus hybridus
南アメリカ原産の帰化植物であるホソアオゲイトウ
の仲間で、花や茎が赤紫色をしており、日本各地の道端や空き地、
畑の雑草などに進出している。ケイトウの名前は園芸種のケイトウ
やウモウゲイトウウモウゲイトウ、ノゲイトウなどに似ることから
暫くぶりに写真を見せて頂く
ロ質のオーバーを除いてはピンがシッカリしてて
熱心に撮影してる姿が思い出されます。
撮影:安松
チャノキ(茶の木)ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。
学名:Camellia sinensis)
チャの木、あるいは茶樹とも記される。単にチャ(茶)と呼ぶこともある。
原産地は中国南部とされているが確かなことはわかっていない。
花は10-11月頃に咲く。花は枝の途中の葉柄基部から1つずつつき、
短い柄でぶら下がるように下を向く。花冠は白く、径2-2.5cm、
ツバキの花に似るが、花弁が抱え込むように丸っこく開く。
ミコシグサ シロダモ雌花 シロダモ雄花
ゲンノショウコ(別名ミコシグサ)
「フウロソウ科 フウロソウ属 」学名:Geranium thunbergii
萼片は花が終ると、赤味を帯びてくる。
心皮の上部がくちばし状に成長したさく果は、成熟してある段階まで乾燥する
と、種子のついている下の方が外れて上に巻き上がり、その勢いで種子を遠くに
弾き飛ばします。ですからお神輿の屋根のようなものの先端の袋の中は
皆空っぽです。
シロダモ(白だも)「クスノキ科シロダモ属の常緑高木。」
学名:Neolitsea sericea)別名はシロタブ、タマガヤ。
花期は秋。花は散形花序で、葉腋に黄褐色の小花を多数つけ、
翌年の秋果実が赤色に熟す。果実は楕円状球形で、
木全体に精油を含み芳香があり、種子から採油し、蝋燭の材料とする。
また、防風林として植栽もされる他、木材としても利用される。
撮影者の繊細な撮影は定評
見習わなくてはと思いながら中々そうは移せません。
撮影:桃坂
帰りには汗が出るようなお天気に
今季最後のウッドストックの豪華お弁当も惜しかったです。
前回の反省からやはり班別に撮影観察をするようにしました。
どうしても、誰かが写してるとその花に群がってしまうのです
それなりに好きな花姿、美観は違うのに見つける努力をしない。
また、大きな声で「綺麗、美しい」と叫ぶするとどうしても一カ所に
群がり踏み跡を残してしまうのです。
気付いているのでしょうか?
花はいろんな姿を見せてくれますが、
それは写真に写されるためでは無いのです
子孫を残すための必死の努力
それを傷め踏み散らしてはいけません
思いやりのある観察、撮影に謙虚に努めていきましょう。
では、体調の悪い中参加のみなさんお疲れさまでした
元気を沢山いただき元気になられてください。
次回は今期最終観察会
11月14日(水曜日)です
9:30分平尾台花工房発。