Quantcast
Channel: 平尾台自然の郷野草勉強会
Viewing all 409 articles
Browse latest View live

追跡なん〜日目かしら

$
0
0

双子の生まれそうな予感どうしても気にかかる

時間を見てはのぞいていましたが7/14日下のほうが割れています。
明日はバッチリと3時に目覚ましをセット

  

7/15日5:05分   7/15日11:03分

駄目ー帰ろうと決めます。この時間まで開かないと希望なし。

翌日は苅田駅10時の約束がある。
悩んだ末遅れるかもとれんらくを入れ再度3時に目覚ましをセットする。



16日5/18分

真っ暗な中今日も無駄足のろのろと
明りの準備カメラを向けると下のほうに小さな亀裂が
大急ぎでビデオ・もう一台のカメラをセットする。


    
16/5:43分        16/6:04分         16/6:26分

アレ・アレと言う間に頭部が出てきます。
真黒い表皮の内側に白い内皮がありさらにゼリー状の幕があります。
ゼリー状の部分を溶かしながら頭部が表れてきます。

6:04分では上の方も亀裂が出始めています。



16/06:53分
双子さんの誕生です。


  
7:13分         8:38分

7/13分ちいさい方のフリルが出始めます
8:38分大きいほうのフリルが見事な姿を見せ始めます。

のびる・伸びる
どんどん伸び始め30cm位まで伸びて行きます
小さな方は途中倒始め成長が止まってしまったようです。





幼菌の期間が長いほど成長がすすむのでしょうか?
今にも倒れそうな双子の貴婦人達です。

長い梅雨と一緒にあつい戦いが終わりました。

 

 


野草勉強会〜後期のはじまりです。

$
0
0

7月一回お休み後の例会後期のはじまりです。
草原は草丈が伸び先頭を行く人は姿が見えないほどです。


曇り、午後より雨の予報ですがジットリと汗のにじむお天気
朝のうちに見ておきたい花がある。午後に開花して曇りには朝方まで開いている花??





コカモメヅル 「小鴎蔓」 ガガイモ科

花序は蔓や葉の大きさに比べて大きく、腋の葉を越えて長く伸びる。
花は暗紫色で5裂した花冠裂片の上面に目立たない微毛がある。
黄色のずい柱を取り巻いて直立した副花冠は花冠より濃い黒紫色。

草刈りに会いもう絶滅かと思っているといつのまにか
姿を現してくれます。ヨシヨシとがんばってネと呟きが出そうです。


   
カワラナデシコ      アキカラマツ

カワラナデシコ 「 河原撫子」  ナデシコ科 
淡い紅色や白い可憐な花を咲かせる。
花びら(花弁)は5枚で、先が細かく裂ける。
雄しべは10本、雌しべの花柱は2本である。
名の由来は、「撫(な)でるようにかわいい花」ということのようです。


撮影:河田



勉強会のメインである小さなかわいい鈴

ノヒメユリ 「野姫百合」  科名 ユリ 【北九州公園指定植物】

花径3、4センチの赤橙色をした花を数輪ずつ段々につける。
花は下向きにつく。花被片は6枚で、強く反り返る。
小鬼百合(コオニユリ)に似るが、斑点はない。
日本に自生するユリ属の中で花はもっとも小さい。


  
キキョウ     エビヅル

キキョウ 「 桔梗」  科名 キキョウ
【絶滅危惧?類】

秋の七草の1つだが、むしろ真夏が盛りである。
花は先が5つに裂けた鐘形である。咲き始めは、
花粉のついた雄しべは雌しべの花柱にくっついている。
花柱に花粉をつけ終わると雄しべはしなびる。
花柱の花粉が昆虫に持ち去られると、先が5つに裂けて柱頭が現れる。
英名は蕾の膨らんだ姿から連想してバルーンフラワー。


エビヅル 「蝦蔓」ブドウ科ブドウ属
つる性の落葉木本である。雌雄異株。
つる性の木本で他の木本などに巻きひげによって上昇する。
巻きひげは茎に対して葉と対生するが、3節目ごとに消失していく。葉には葉柄があり
、形は扁卵形で長さ5-8cm、3-5浅〜深裂し、葉裏にはクモ毛がある

ヤマブドの古名が「えびかずら」。海老の柄の付いた目が、
ヤマブドウや本種の実と似ているからかしら?


撮影:釘宮



本日もう一人のメイン
お金持ちさんの登場です。






ヒナノキンチャク「雛の巾着」 ヒメハギ科
絶滅危惧1A類
長さ約2mmの淡紫色の花がやや片側に偏って多数付き
総状花序を作る。




下見の際少し変わった花が咲いてると
言うので見てきました。


な〜んだカセンソウではと、思われるでしょうが

  

葉や茎が違ってるのす「ホソバオグルマ」に似てるのですが
どの辞書を見ても水辺、河原に咲くとなっています。

草原の岩場に咲いてるのです。
同定をお願いしなければと思っています。




これもまた草原に咲いていました。




ミソハギ 「禊萩」 ミソハギ科の多年草。
ミソハギの和名の由来はハギに似て禊(みそぎ)に使ったことから禊萩、
または溝に生えることから溝萩によるといわれています。


  
オトギリソウ       ヒキヨモギ


オトギリソウ 「 弟切草」  科名 オトギリソウ
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、
黄色い5弁花をつける。花は一日花である。
花径は15ミリから20ミリくらいである。
萼は5つに裂け、萼片は細長い楕円形をしている。
花びらや萼片には黒い点や黒い線があり、
雄しべはたくさんあって、つけ根のほうでくっついて3つの束になる。
雌しべは1つで、花柱は3つに裂ける。
茎には毛はなく緑色で、円柱形をしている。


ヒキヨモギ ゴマノハグサ科
低山地の草原に生えるゴマノハグサ科の半寄生の一年草
貧弱な根から直立する茎は,高さ30〜70cm。葉は下部で対生,
上部で互生し,卵形で,広線形の裂片に深く裂け,
全体に短い毛がある。
8〜9月,上部の葉のわきに,鮮黄色で上唇下側が
赤褐色の目だつ唇形花冠をもつ花をつける。
花は筒状で,10本の縦条のある萼に包まれ,上唇は左右に扁平な筒状で,先がとがる。




     
ヌスビトハギ    ヒメノハギ

ヌスビトハギ 「 盗人萩」  科名 マメ
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)で、
和名の由来は莢の形から見立てたものです。
半月形で2つにくびれた莢の形を盗人の忍び足の形にたとえたもののようです。
密生する鍵状の毛は衣服などにつきやすい。


撮影:桃坂



またまた初見の花があると言うので
帰りに寄ってみました。



普通では見逃してしまう歩道わき



ワタリミヤコグサというセイヨウミヤコグサの一種と
思って写真を見ると違うようなのです。

    


セイヨウミヤコグサは、
茎は根元で枝分かれして地表を這っている。斜め上に立ち上がり、
草丈15〜35cmになる。ミヤコグサ(都草)は茎や葉、萼は無毛であるのに、
対してセイヨウミヤコグサ(西洋都草)には毛がある。

毛が無いのです。

多くは茎の先端にある小葉の頂小葉を有する奇数羽状複葉で、
5枚の卵を逆さに倒したような楕円形をした小葉がある。
内2枚は托葉になっているので3出複葉に見える。

葉も長卵形です。

葉は白っぽい緑で、かすかに粉を吹いたように見え、
やや厚みがある。長さ6〜13mmで幅は3〜8mmくらい。

丁度雨が降ってきましたので白い点になっていますが
白っぽくないのです。

ニシキミヤコグサという在来種があるそうなので
もう少し調べてみます。





岩になりそうに暑い一日でしたが
小さな可愛い花たちの誘われ山麓から山頂まで歩きました。

少人数で野草好き、この季節は何時も夏季休暇なので
初めての所を歩くような新鮮さを感じました。

暑い中、熱中症も怪我もなく無事も終わりました
お疲れさまでした。


次回は、8月24日(金曜日)
9:30分自然の郷を出発します。

暑さ対策を充分においで下さい。

予報に反して涼しい台上です。

$
0
0

前日の、TVの天気予報を何度も何度も頭の隅に置きながら
猛暑、あ~々とため息が止まらない「何処にしよう皆さんの体調は等と、悩みは尽きません」

当日、案ずるより何とかで台上へ上がると意外と涼しい 嬉しい取り越し苦労でした。

下見は暑さを避けて7月末より6時発の下見をしています。
早朝の台上は朝露に濡れた野草が朝日に輝き美しい姿を見せてくれ
早起きのご褒美でしょうか?
それでも午前が終わる頃には汗びっしょり腰、足取りもフラフラです。



イセハナビ「キツネノゴマ科」
 伊勢花火(イセハナビ)はキツネノマゴ科 イセハナビ属の多年草である。
 原産地は中国だが、学名はStrobilanthes japonicaでjaponica(ジャポニカ)の
 文字が入っている。 日本の丸い花というような意味らしい。

園芸用として輸入されたものが野生化したものだそうです。





今日は開花調査の日
涼しいうちに広谷湿原の調査を全員で始める事にしました。




    

草果がすべて3個づつなのです
今まで見たアメリカイヌホウズキとは違うのではと言う意見です。

アメリカイヌホウズキ「ナス科」
 茎は細く数多く分枝して横に広がり伏毛が生える。
 葉は長さ4?〜8?の狭卵形で先は尖り浅い鋸歯があり細かく波打つ。 
 枝の先端に1ヶ所から複数の花柄を伸ばし、花冠の直径5?〜7?の淡紫色の花をつけ、
 花弁の先が反り返る。液果も果軸の先端に集まってつき、直径7?ほどの球形で
  、緑色から光沢のある黒色に熟す。
*同属のイヌホウズキは液果に光沢はなく、 果柄が少しずれてつく。
みなさんはどう思われますか?
もう少し観察をしてみる事にしました。






キセワタ「シソ科」
 昔、宮中で菊の花に綿を着せる儀式が行われこれを被綿と言い
 ピンクの菊の花に綿を被せたような花の集団花序から付いた名の様です。
 そう云えば花嫁は綿帽子を被って嫁に行くのもそうした
 習慣から来たものでしょうか?

そう思ってみると昔の人の奥ゆかしさを感じます。


    
ヤマガシュウ     シンジュガヤ        ホオジロ

ヤマガシュウ「ユリ科」
 牧野辞書では
 その葉が「何首鳥=タデ科のツルドクダミの漢名」の葉に似ているためか、
 又はヤマイモ科のカシュウイモの葉に似ているので付いたなであろうと推測しています。


シンジュガヤ 「カヤツリグサ科」
 高さ60-80cmになる多年草で、全体にざらつく。
 茎を抱く葉鞘にはっきりしたヒレが出る。湿った草原に出現、
 本州南端部から琉球列島、中国からオーストラリアまで広範囲に分布。
 名前は果実が丸くて白いことから。

ホオジロ
人を恐れない小鳥たち歩くとその2m先位をよちよち進む
成鳥になっても恐れないで懐いてほしいと思ってしまいます。

撮影:釘宮




  

ハグロソウ「キツネノマゴ科」
 葉黒草の意味で暗緑色の葉の色から来ているようです。


ネコハギ「マメ科」
 白色で旗弁の中央下部に紅紫色の斑点が2個ある。
 閉鎖花は1-3個が上部の葉腋につく。節果は広卵形。


撮影:渡辺



 
ヤブツルアズキ(撮影:渡辺)             ノアズキ(撮影:森)

ヤブツルアズキ「マメ科」
 中央の竜骨弁はねじれ、左の翼弁がかぶさり、
 右の翼弁は竜骨弁を抱くようにつきでる。

ノアズキ「マメ科」
 中央の竜骨弁はねじれ、左の翼弁と一緒に上をむく。
 右の翼弁は竜骨弁の基部をとり巻く。

竜骨弁の違いがお分かりでしょうか?




恐ろしい変わったハチの巣です。


  

  

長さ30~40cmのハチの巣何蜂の巣なのでしょう

人が近づくと一斉に羽音を発てて威嚇してくるそうです
千仏の階段付近ご用心下さい。


   
ムラサキミミカキグサ   ホザキノミミカキグサ

ムラサキミミカキグサ
 ムラサキミミカキグサは、環境庁のレッドリストで絶滅危惧?類
 (絶滅の危険が増大している種)に区分されています。湿地の減少とともに数を
 減らしています。

ホザキノミミカキグサ「タヌキモ科」
 泥の中に1mmほどの小さな袋状の罠を持っており、
 これで小型の動物プランクトンを捕まえて消化・吸収するが、
 基本的には葉を持っており、光合成を行って生活する。
 6月から9月にかけて1つの花茎にたくさんの花を次々と咲かせ、
 長いものでは花茎は30cm近くになる。果実は丸くて耳かき状にはならない。

どちらも食虫植物とは思えないほど可愛い姿をしています。

撮影:桃坂





エノキグサ 榎草「トウダイグサ科」
 樹木のエノキに似た葉をつけるところから榎草とよばれる。
茎は直立し、 花は単性花で、
 小さな褐色の雄花が多数集まって穂状の花序をつくり、
 その基部に緑色の苞葉に包まれた雌花が通常1個つく。
 この苞葉が編笠に似るところから「アミガサソウ」ともよばれる。
 属の学名Acalyphaは、という意味で,
 雌花も雄花も美しい花弁などをもたない風媒花である。

会の方が、庭のこの草だけは残しておく
と言ってましたなんだかわかる気がします。

       
キツネノマゴ      マメグンバイナズナ

キツネノマゴ「キツネノマゴ科」
 和名は花房の形をキツネノマゴと称したものの様です。
 狐の孫を見たことないので不明ですが、
 子供の狐よりもっと小さいと言いたかったのでしょう。


マメグンバイナズナ「アブラナ科」
 北アメリカ地方原産だが、とっても外国産とは思えない可愛い姿です。  
 6〜8月頃、ナズナによく似た花が咲く。          
 花のあとでつける実の形が、相撲の行司が使う「軍配」に似ている。
 グンバイナズナに比べ小型なのでマメが付く様です。

撮影:森




写真は撮影者に著作権があります。
転用の際は、ご一報ください。
ラン科の植物は一切掲載しておりません
残念ですが踏み荒らし、持ち去りなど心配してのためです。
その様な事の事のなくなる日が来る事を祈っています。


午後からはさすがに暑くなりましたが、ゆっくりとフィールド観察が
出来、酷暑に負けてない会の面々の力強さを感じます。
なんと言っても野草好き何があっても野草好き
この精神がこの会を支えているのでしょう


体調を壊してお休みの方 ご不幸に見舞われてる方
心よりお見舞い申し上げます。

この週で暑さも峠かな~次回は心地よい秋風の中
観察会が出来皆さんの元気な姿に会える事を祈っています。


次回9/12日(第2水曜日)

午前9:30分自然の郷花工房発

お気を付けておいで下さい。




 

残暑厳しき野草勉強会。

$
0
0

9月に入っても暑さは衰えもせず。
当日の予報も快晴・ト・ホ・ホ・ホ 嬉しいのやら言葉に出来ません
ですが、嬉しい開花情報に喜び勇んで出発です。お花の話になると元気凛々!

 



下見では何時もの石田夫妻が膝痛で当分お休みとの連絡にチョッと心配。
この日も6時出でしたが、日が上がると蒸し暑さで汗びっしょりで歩きました
少しづつ彩りを変えた野山は季節の変わり目を伝えていました。





チゴザサ「イネ科」
写し忘れたいたチゴザサ一株咲いていました。




  

サネカズラ(実葛、学名:Kadsura japonica)はマツブサ科サネカズラ属
常緑つる性木本。 別名、ビナンカズラ(美男葛)。

 ふつう雌雄異株で、8月頃開く花は径1cmほど、10枚前後の白い花被に包まれ、
中央におしべ、 めしべがそれぞれ多数らせん状に集まる。
雌花の花床は結実とともにふくらみ、
 キイチゴを大きくしたような真っ赤な丸い集合果をつくる。

雄花と雌花を一度に撮影できたのは珍しい事です。




ヤブツルアズキ「マメ科」

登山道に入るとすぐ沢山のお豆を下げたヤブツルアズキ
が群生しています。




  
メドハギ        ヌルデ
 

メドハギ「マメ科 ハギ属」
 普通には単なる雑草であるが、薬草として使われることもある。それ以外に、
 文化的な面で利用されることもある。漢名は鉄掃箒。名前の由来については、
 牧野博士は目処萩であり、元来は筮萩(めどぎはぎ)と言ったのがなまったものとしている。


ヌルデ「ウルシ科ウルシ属」 (落葉小高木) 有毒植物
 雌雄異株。8〜9月に、本年枝の先に円錐花序を付け、黄白色の小さな花を多数開く。
 ウルシの仲間だが、ウルシは採れない。代わりにいろいろ役立つ。虫こぶはその代表で、
中国では「五倍子」と書いて、 産業としてタンニンを大いに産出している。
日本では「ゴバイシ」あるいは「フシ」と呼ぶ。医薬品、インクや染料の原料、
 革なめし用などいろいろ使われる。

撮影:鎌田氏

  
ニッポンイヌノヒゲ  イトイヌノヒゲ(コイヌノヒゲ)

ニッポンイヌノヒゲ「ホシクサ科」
湿地のイヌノヒゲの群落の中にひと際高く咲いていて、総苞片が際立って長いことで区別できる。
 総苞片といえば双子葉類キク科のようだがこれは単子葉、またイネ科に近いように思えるが虫媒花です。


イトイヌノヒゲ「ホシクサ科」
 日本のホシクサの内で最も小さな種で、コイヌノヒゲとして区別されたこともあったそうです。
が、今では定かでありません。

    

「コイヌノハナヒゲ」 「オオイヌノハナヒゲ」 「イトイヌノハナヒゲ」

湿地にも見られたコイヌノハナヒゲはこちらの種のようです。


マルバハギに変わって花柄の長いハギが咲き始めています。



    

ヤマハギ「マメ科」ハギ属
「萩」と呼ばれるのは、ヤマハギ節の植物で、特に日本で観賞されます
Garden lespedezaの英名がありますが、 日本以外ではあまり栽培されていません。
 日本には、ヤマハギ節植物は8種
 (ヤマハギ、マルバハギ、クロバナキハギ、ツクシハギ、ビッチュウヤマハギ、ケハギ、キハギ、チョウセンキハギ)が
野生します。 これらの野生種の他に、
ふつう庭園に栽培されるミヤギノハギ、ニシキハギ、シラハギなどの栽培品種があります。


      
ネコハギ         ヤブマメ        クルマバナ

ヤブマメ
 夏から秋にかけて花を咲かせ、実をつけるが、地中にも閉鎖花を付ける。
茎の一部から地中に枝が伸び、土の中で果実を稔らせる。
 この果実の中には種子は1つしかなく、地上部に形成される種子よりも大きい。
地上部の種子は有性生殖であるので多様な性質を持っており、
 新たな場所へと散布されることを期待している。
地下に形成した種子は、単為生殖であるので自らと同じ遺伝子を持っており、
 まずは来年への存続を確保するという戦略である。


クルマバナ
「合弁花類シソ科」 5数性左右相称多年生草本。
花冠は上唇と下唇に分かれ、上唇は2花弁が上部を少し残して合体し、
 下唇は3花弁が中ほどまで合体、真中の花弁は先が凹頭、
もとには2列の白毛の蜜標がある。雄しべは1本が退化して4本になり
 、2本が長く2本が短い。子房 の心皮は3枚退化し2枚。
果実は四つの割れ目がある(4分果)。体表に精油を分泌するりん片があるのでよく匂う。




マルバヤハズソウ「マメ科ヤハズソウ属 」
 小葉は茎の下部では倒卵形で、先が凹む。枝先の小葉は幅が狭く、やや密につく。
葉腋に淡紅色の小さな蝶形花をつける。
 豆果。花期は8〜9月。 似た花にヤハズソウがあり、葉の先端が尖る。茎の毛が下向きに生える。
などの違いがあります。


撮影:釘宮








ムラサキミミカキグサ「タヌキモ科」



ヌルデ

素晴らしい写真です 撮影:桃坂




今回も猛暑の中でしたので、早めに切り上げたのですが
途中、もしかしてと覗いた藪に立派に開花していました寄り道



ナンバンハコベ 「ナデシコ科」




カラスノゴマ「シナノキ科」
 それぞれの花弁の内側には4本ずつの雄しべがあり、外側の花弁に近いものほど短く
 (中心の雌しべに近いものほど長く)、一番長いのが花粉を受け取る役目に変わった仮雄しべである」
 ということになります。そして、花弁が5個あるわけですから、花全体としては、仮雄しべ5、
 長雄しべ5、中雄しべ5、短雄しべ5、つまり、仮雄しべ5本に、雄しべが15本あることになります
全部写すのは至難の業です。



大幅に時間オーバーになりましたが、沢山の花に出会い
疲れも忘れていました。

体調を壊して少しヨワヨワしい方がひとり何時もの元気が
無いのが気がかりです。

尚、絶滅が危惧される種やラン系統のアップは保護のため
残念ですが、一切しておりません

写真は撮影者に著作権があります。
ご使用の際は連絡お願いします。



次回9月28日(金曜日)
すっかり秋らしくなっている事でしょう
お元気で参加される事を祈っています。
9:30分自然の郷発

まだまだ暑い勉強会です。

$
0
0

台風が近づいて来ている台上かなと、心配してましたが、
思いのほかの好天、いやー暑い一日となりました。



下見では、朝、早目に出かけ
台風前の雨に備えて、彼方此方と巡り開花状態を確認してみました。
おかげで朝露を一杯抱えた植物に出会うこと出来ました。




ナンバンハコベ「ナデシコ科」

日本の各地をはじめ朝鮮半島や中国、アムール、サハリンに分布しています。
山野に生え、茎は細くてつる状にのび、多くの枝を出して樹木などに
絡みつきます。葉は卵形で対生します。6月から10月ごろ、
特徴のある花を咲かせます。萼は半球形で、
果期には反り返って皿状になります。ナンバンと名前がついていますが、
花のかたちが外国風のいう意味だけで、在来種です。


   
カラスウリ雄花       カラスウリ雌花

カラスウリ「ウリ科」
夏の夜に、花弁の縁が糸状に長く伸びる花を咲かせます。
この複雑な花弁は、蕾の時にはきれいに折りたたまれているのですが、
時が訪れると一糸乱れずに展開していき、短時間で完全に開ききります
雄花だけを付ける雄株と雌花だけを付ける雌株があり、
そのレースの精密さ美しさには、夜開花するため中々出会えません




コミカンソウ「トウダイグサ科」

花期は7〜10月
雌雄同株で、枝の先端のほうの葉腋に雄花、
基部から3/4くらいの葉腋には雌花が付く。いずれも黄緑色、
花被片は6枚。雌花は花の後、
しわがあって赤褐色の平たい球形のさく果になる。


野に咲く朝顔

    

マルバアメリカアサガオ    ホシアサガオ        マメアサガオ

マルバアメリカアサガオ「ヒルガオ科」
アメリカ原産
穀物種子に混じって渡来したと推測される帰化アサガオ類だそうで、
観賞用としては当然”フツウ”のアサガオの方が美しいですが、田の縁に
ブルーの鮮やかさが目を引きます。


ホシアサガオ「ヒルガオ科」
熱帯アメリカ原産で道端や河川などに生える
つる性一年草で第二次大戦後に帰化した帰化植物。
葉腋から花柄をだし、2cm程の淡紫色の漏斗形の花を数個つける。
葉は互生、葉身は卵円形から心形または3裂。
最近では近くでは一か所のみ繁殖
ピンクの可愛いアサガオです。


マメアサガオ「ヒルガオ科」
道端や空き地に自生するつる性の多年草で帰化植物。
5角形の花を咲かせる。葉は互生し、葉身は広卵形で先がとがる。
小さな小さなアサガオです。アメリカイヌホウズキの花と
比べてみました。


下調べ報告・写真:森






キュシュウコゴメグサ

  
葉            萼

キュウシュウコゴメグサ「ゴマノハグサ科」
高さ15〜25cmと小さく、葉は対生、片側3〜4個の鋭いギザギザが3〜
4個、萼は上下左右に等しい深さに4裂する。

他所で観察するコゴメグサに比べ弱々しく
か細いので葉と萼を調べてみましたが
栄養分に少ないガレ場に育つ所為のようです。





     
スイラン         ケチヂミザサ       

 スイラン「キク科」

外側の総苞片が細長く尖る。花柄は3.5〜10cmと長く
色も濃い黄色で、マンシュウスイランとの違いははっきりしています。

ケチヂミザサ「イネ科」
どの葉にも横に波打った”しわ”がある。
これを織物の”縮み”に見立てて付いた名前の様です。
本種は毛が多く太い芒があるので「ケチヂミザサ」です。
横枝にぶら下がる形で小穂「花に相当する」小穂には長い刺(芒という)
小穂の先に小さな毛バタキが2本あるこれが雌蕊の一部で花粉を受け止める
器官です。雄蕊は柄が横別れし、花粉を伸ばす役目。
小穂が果期になると長い芒から粘液を出して人や動物について移動する。


  

ヒキオコシ「シソ科」
弘法大使が倒れていた修験者に、この絞りじるを
飲ませると元気になったという伝説による命名のようです。
可愛い小さな花はまるでクリオネ風
私たちは”クリオネさん”と呼んで風に揺れる姿を愛しんでいます


キヅタ「ウコギ科」
花のつく枝では菱形状卵形の切り込みのない葉を付け、
枝先の軸は枝を分け、軸枝先に多数の黄緑色の花を球状に付く
長い蕊を精一杯伸ばして花粉を受けようとする
姿が可愛いです 写真も精密ですね




秋を知らせてくれるはなです。




ヒヨドリジョウゴ「ナス科」
5列に深く切れ込み、反転(反り返る)が、合弁花なのです。
茎や柄に毛があり 葉にも切れ込みが
あるので分かりやすい 秋深まる頃
赤く変身、紅葉を告げます。


写真:桃坂



初見の花


  

キバナハタザオかと思いましたが
葉の様子がすこし違う様に感じます
何方かご存知の方はおしえてください。






ジイソプ「キキョウ科」  和名ツルニンジン

根がオタネニンジンに似て、蔓性であることから。
 ジイソブは、バアソブの対、花の内側の文様を、
老人のそばかすに擬えて。
參(シン,shen1)の字は、転じては(オタネニンジン
(朝鮮ニンジン、高句麗ニンジン)をさす。)のように
食用・薬用にする太い根を持つ植物(その根)を言うそうです。



イヌホウズキ

  
イヌホウズキ実 (参考)   イヌホウズキ葉




イヌホウズキ「ナス科」 花期は7〜10月

原産地南アメリカの帰化植物。
オオイヌホオズキかと思いましたが、
花は散状(一点から)に4〜7個程度つくが、
花が多いと一点からはずれて花がつく。
実に照りが少ないなど一地点が多いのですが
葉にへこみがあるのでイヌホウズキとしました。

アメリカイヌホウズキ、テルミノイヌホウズキに押されて
注意して見てなかったのですが
昨年からこの種を確認しています。


いよいよ仙人の登場です。



センニンソウ「キンポウゲ科」
夏の白い花がこの様に変化するのです。
もう少しすると毛がのびて仙人の白髪頭らしくなって来ますよ。



撮影:釘宮


観念に捉われず注意深く周囲を見回すと、
今回も遅い、遅れていると言われながら
新発見など沢山の花を観察できます。

花たちが子孫を残すための
最終期の活躍を観察することが出来ました。

うれしいニュース
体調を壊して長くお休みしていた方が復帰
元気な姿を見せてくれました。
美味しいおまんじゅうをありがとうございました。
Iご夫妻も、大分回復そろそろ復帰できそうと
メールを頂き喜んでいます。

自然のパワーの中で、花たちの元気を感じながら歩くこと
楽しみを同じくする人と、同じお弁当を頂きながら
語らう時間を大切にして行きたいと想います。


次回野草勉強会

2012年10月10日(水曜日) 
平尾台自然の郷 花工房
午前9:30分発

お間違いの無いようお出で下さい。






 

台上では中々会えない花にざわめく観察会

$
0
0

体調と天気を気にしながら初めてのコースにチャレンジ
防火帯工事の真っ最中の台上、運よく草刈り前の登山道へ到着



下見の山頂からは周防灘〜玄界灘まで見渡せました。



下見では立派に育っていた大株の上部が
折り取られていました。
まだまだこの様な事をするのだなと
驚きと哀れを感じます。



ヒメヒゴタイ 「キク科」


    

タカネハンショウヅル   タンキリマメ           アオミズ

タカネハンショウヅル今年は中々目にしない花ですが
ここではすでに終わりに近づいていました。


今月の初確認

  

ヤマニガナ(山苦菜)「キク科 アキノノゲシ属」花 期:8〜9月
学名にはLactuca raddeana var. elata

 切ると白い乳液が出ると言う意味のLactucaが使われています。
山地の林の縁や草原に生える。茎は高さ60-200cm。葉の表面は深緑色。裏面はやや粉白色。
狭い円錐花序に多数の頭花をつける。頭花は径1cm内外で上向きに咲く。

アキノノゲシとは違うヤナギタンポポでもない
なにかの変種と思っていましたが、センターのK氏が
調査の結果 これではと言われいろんな辞書を調べてみました。
調べるうちにもう一種類ある事がわかりました。


   
スイラン   ヤマハッカ

何時も見るヤマハッカと違う感じがしてる種
イヌヤマハッカと言う種が北九州にはあると言う
何時かしっかり調査したい種です。

撮影:森







チョウセンヤマニガナ

  
葉の様子     葉裏

チョウセンヤマニガナ 科名 キク科
学名 Lactuca raddeana Maxim.

ヤマニガナによく似るが、頭花の小花の数が多く、10〜17個ある。
   痩果は長さ2.5〜3mmで、両面に各4〜5肋がある。
   九州北部、朝鮮・中国に分布する。

大陸系要素で植物分布上重要である。個体数もごく少数にすぎない。
貴重な植物だと記されていました。

種子を採取しシッカリ同定したいと思います。


初秋のたたずまい

    
ナンバンハコベ     イシミカワ       アキグミ


ナンバンハコベ(南蛮繁縷、学名:Cucubalus baccifer var. japonicus )
ナデシコ科ナンバンハコベ属の多年草。
種子は長さ約1.3mmの腎形で、光沢のある黒色になる。

イシミカワ(Persicaria perfoliata)タデ科イヌタデ属のつる性の一年草。
和名:石見川・石実皮・石膠の字が当てられ、
それぞれの謂われが伝えられるが、いずれが本来の語源かはっきりしない。
漢名は杠板帰(コウバンキ)

アキグミ(秋茱萸、学名Elaeagnus umbellata)はグミ科グミ属の落葉低木。
食用となるが、タンニンを多く含むため強い渋みを感じさせる。
また、実にトマトの7〜17倍のリコペンを含む。

サラシナショウマにアサギマダラ蝶
昼食もそこそこに駈け出して行きます。

 
  
サラシナショウマ「キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草の植物」

(晒菜升麻、更科升麻、学名:Cimicifuga simplex (DC.) Wormsk. ex Turcz.)
名前の「サラシナ」は若菜を茹で水にさらして山菜として食したことに由来する
本種やその他同属植物の根茎は升麻(ショウマ)という日本薬局方に収録された生薬です。


写真:釘宮




イノシシのヌタバらしき小さな湿地に



アゼトウガラシ「ゴマノハグサ科アゼトウガラシ属」花期は8〜10月

北海道〜九州の水田のあぜや、やや湿り気のある畑などに生える。茎は根もとで枝分かれし、
高さ10〜20cm。葉は対生し、長さ1〜3cm、披針形で柄はなく、鈍鋸歯があり、先は鈍いか尖る。
上部の葉の脇から出した花柄に長さ約1cmの淡紅紫色の花をひとつつける。
下唇の中央に黄斑がある。果実は細長く長さ約1.3cmある。


  
カワミドリ      アケボノソウ

カワミドリ「シソ科」
日本名:河緑  原産: 日本、東アジア
山地に自生する草丈1mほどの多年草。茎は四角でよく分枝し、夏から秋にかけ円柱状花穂に
淡紫色の唇形の花がつき、ハッカに似た香りがします。


アケボノソウ「リンドウ科」
和名アケボノソウ(曙草)の名前は、
花冠の模様を夜明けの星空に見立てた名前だそうです。


撮影:桃坂




この様なところに密かに
下見の時には花は目立たず咲いてるかどうか不明でした。

   

ヌカボタデ「タデ科」
和名 ヌカボタデ
学名 Persicaria taquetii (H. Lev.) Koidz.
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類

1年生草本。葉は薄く、狭披針形、鋭尖頭、基部はくさび形、
下面に腺点はない。花期は9〜11月、穂状花序で、
花は花軸にややまばらに着いて花被は紅色。


ヤナギヌカボかと思っていましたが
帰宅後、辞書と標本を見比べてヌカボタデと判明しました。

注ヤナギヌカボ
近縁種のヤナギヌカボは葉はやや厚くて、下面に腺点があり、
花は通常花軸に密に着き、茎や葉は乾くと赤褐色になる。
通常葉の上面中肋の両側に1対の黒斑があり、花は通常花軸にまばらに着く。





        
  ボントクタデ     アキノウナギツカミ    ツルニンジン

ボントクタデ「タデ科」の1年草。
ヤナギタデに似ているが、辛味がないので薬味として
使えないのでこの名がある。ヤナギタデと同じようなところに生え、
同じような外見をしているが、もっとも簡単な識別法は、葉を噛んでみることである。
ヤナギタデなら辛味があるが、ボントクタデにはない。




アキノウナギツカミ「タデ科」
低地の湿り気のあるところに生える一年草。
同じようなコンペイトウ形の花序をつけるものに,
ミゾソバやママコノシリヌグイがあるが,
同じような環境でよく見かける種としてはヤノネグサガあるが,
花序は顕著な球形ではなく花はやじり形に集まる。




一段と目を引く大型のノギク



オオユウガギク (大柚香菊)花期:8〜10月。
学名:Aster robustus「キク科シオン属 」

花の直径が3.5cmくらいあり
ふちには欠刻状の大きな鋸歯がある。上部の葉は線状披針形。頭花は直径3〜3.5cmの淡青紫色。
総苞は長さ5〜6mm。そう果は長さ3〜3.5mmの扁平な倒卵形で、冠毛は1mm以上で長短がある。

山麓では時折見かけますが台上で見るのは初めてです。





  

ツリフネソウ「ツリフネソウ科ツリフネソウ属 」
  学名  Impatiens textori                  
             Impatiens(インパチエンス)は、ラテン語の
  「impatient(我慢できない)」が語源。種子が熟すると勢いよくはじけ飛ぶことから

白い花は無いかと探してた桃坂氏がピンクを見つけて
くれました。

残念なことにこの花を撮影しようと花の傍まで分け入り
沢山の花を踏んでしまった事です。
反省してます。


体調不良で午前中で下山と言われてた
お二人のためにも帰りもゆっくり歩きでした、話題は
初めての花たちの話で盛り上がります。

まだまだ書ききれないほどの花との出会いでした
この後草刈り業者が来てましたので
最後の観察になるでしょう

通年ではムラサキセンブリ、ヤマラッキョウ等が
ぼつぼつ見えるはずなのですが
この場所では一輪も開花は見れませんでした。

長い道のりでしたが無事終了お疲れさまでした。

編集後記

今回は台上初見の植物が多く調べるのに苦労しました
特にヤマニガナに関する書物が無く
チョウセンヤマニガナに関しては皆無状態でした。
半分推測の域ですのでご推察の上お気づきの点が
ありましたらお知らせくださいますよう
お願いいたします。

次回観察会

今年もあと2回です
10月26日(金曜日)
自然の郷花工房9:30分発です。
どんな花に出会えるか楽しみですネ




 


雨のち曇りそして暑い観察になりました。

$
0
0

嬉しい報告が出来る開花調査と弾む気持とはウラハラ
怪しげな雲行き、走り出すとすぐポトポトと雨音がウインドウを叩く
エ〜ウソでしょう 雨の散策路は、調査はどうしようと目まぐるしく思いが交差する。
ケ・セラセラと運転に集中 

下見では



アキノキリンソウの黄色ではなく何故かセイタカアワダチソウの
黄色が強烈に目に飛び込んでくる。

ボランティアの駆除の努力を嘲笑っているようです。



イヌセンブリ (リンドウ科 センブリ属)
学名:Swertia diluta var. tosaensis 
茎は細く、柔らかい。葉は倒被針形で、センブリに比べると幅が広い。
花は白地に紫色の筋が入る。イヌセンブリは苦味がないので、薬用には用いられない。
口にしてみると、苦味がまったくないわけではなく、センブリの苦味がわずかにある。
 各地で生育数が減少していることが指摘されており、RDB種として指定されている

台上でも今年は数株しか見られず
終花が一株残っていました。


    
アキノキリンソウ   ヤマジソ   ヤマラッキョウ

1)アキノキリンソウ(秋の麒麟草)キク科アキノキリンソウ属の多年草
学名:Solidago virgaurea var. asiatica)

以前は里山に囲まれた水田の周辺、ため池の土手などにごく普通に見られ、
秋草の代表であり、リンドウ等と共に見慣れた野の花でした。
しかし、そのような環境の減少や荒廃と共に見られる場所が少なくなり、
「秋の道ばたの黄色い花」はセイタカアワダチソウに取って代わられたようです。


2)ヤマジソ(山紫蘇) / シソ科 イヌコウジュ属 1年草
 葉は対生し、短い柄があり、卵状長楕円形で、
  低い鋸歯がある。苞は卵形で3〜6mm。花は淡紅紫色で長さ約3mmの唇形花をつける。
茎は直立してよく枝を分け,高さ5〜30cm,開出する毛がある。葉は対生し,
長卵形で長さ1〜3cm,縁には少数の鋸歯がある。花は9〜10月ころ,
茎や枝の先にやや密な花穂を作り,小型で淡紅紫色。
花序には卵形〜広卵形の苞がある。萼は先が5裂し,
毛があって果実のなる時には5〜7mmとなる。
昨年まで一カ所のみで確認でしたが、あの環境を探せば他にも
あるはずと探したところ他所でも発見嬉しい報告です。

3)ヤマラッキョウ(山辣韮)
学名:Allium thunbergii)は、ネギ属の多年草。
9-11月にかけて紅紫色の球状花序をつける。
花1つ1つは雄蕊が長く突き出、花弁(合花弁)は6枚ある。
葉は根出葉、断面が稜形で幅は5-1cm程度、今年の開花が遅れているのか
探すため藪に分け居入り踏んでしまったのか
非常に少ない。

報告:写真 森






ツルリンドウ(蔓竜胆、学名:Tripterospermum japonicum)は、
リンドウ科ツルリンドウ属の多年草のつる植物。
山地の木陰に生え、蔓が地面を這ったり草木にからんで長さ40〜80 cmになる
葉腋に淡紫色の鐘状の5裂した花をつけて、紅紫色の果実が花弁の先に実る。
開花時期は8月〜10月。葉は対生し、3本の主脈が目立つ。

花に季節にはつい見逃してしまいますが
赤い実は目立ちます 鳥さんへのアピールでしょうか?


  
コシロノセンダングサ     シマカンギク

コシロノセンダングサ[キク科センダングサ属」
別名シロバナセンダングサ、シロノセンダングサ
北米原産の帰化植物。下部の葉は対生、上部の葉は互生し、
長さ12〜19cm。3全裂または羽状に全裂。頂小葉の先端は細長く
とがる。上部の枝先に4〜7個の白色の舌状花と黄色の筒状花から
なる直径2cmの花を1個づつつける。
総苞片はへら形で先はとがり、7〜8個が1列に並ぶ。
舌状花は雌しべが退化し結実しない。


シマカンギク

(島寒菊)別名アブラギク。
「キク科キク属」花期は10〜12月。
学名:Chrysanthemum indicum
名前に、島がつくが島に多く自生しているわけではない様です。
アブラギクの名の由来は、
江戸時代に長崎で花を油にひたし傷薬にしていたことから付いた別名
車道では群生が見られますが山では
ボチボチ咲き始めたところでした。


  


アリタソウ(有田草)
学名: Chenopodium ambrosioides または Dysphania ambrosioides)
アカザ科(APG植物分類体系ではヒユ科)アカザ属またはアリタソウ属の一年草。
中南米、メキシコ南部原産。の外来種
和名は、駆虫薬として佐賀県有田町で栽培していたことに由来する。

写真:釘宮







ムラサキセンブリ 「リンドウ科 センブリ属 」
センブリに似ていますが,花はひとまわり大きめです。花の色が紫色になる点が
花柱が紫色をしているが、わかりやすいポイント。
関東以西に分布するが,どこにでも生えているというほど普通のものではない。
蛇紋岩地帯の崩壊地周辺や,山焼きされて草原が維持されているような茅場に
生えていることが多い。センブリは苦味の強い胃健薬として有名だが,
ムラサキセンブリはセンブリに比べて薬効が弱く,葉を噛んでも苦味が弱い。


  
センブリ      ヒメヒゴダイ

センブリ(千振)リンドウ科センブリ属の二年草。
学名:Swertia japonica )は薬草として利用され、
生薬名は当薬(とうやく)という。
名前の由来は「千回振出してもまだ苦い」ということからつけられたとされている。
その由来の通り非常に苦味が強く、最も苦い生薬(ハーブ)といわれる。


ヒメヒゴタイ【漢字名】姫平江帯「キク科 トウヒレン属 」
学名:Saussurea pulchella
大陸系の植物で総苞片の先に乾膜質の付属片があり
蕾の時からピンク色で美しく他に例が無い。
日本列島での分布は西に行くほど多い傾向がある。

昨年は登山道を歩けば出会える花
普通に見れる花でしたが、開花期が変化したのか
終花ばかりその中で一輪いえいえ
立派な株が折り取られ脇芽が開花した花でした。

運が悪いと言いますか次から次にご不幸に
見舞われ心配していましたが、
医者の言う事を聞いて休養ばかりしていると歩けなくなると
頑張って参加された撮影者の心意気にエールを送ります。

撮影:山中








ウメバチソウ(梅鉢草)
学名:Parnassia palustris)はウメバチソウ属の多年草。花が梅の花を思わせる。
根出葉は柄があってハート形。高さは10-40cmで、花茎には葉が1枚と花を1個つける。葉は茎を抱いている。
花期は8-10月で2cmほどの白色の花を咲かせる。

この季節台上を華やかに・・清楚に彩る可愛い花です。


    
     ムラサキゲイトウ

ムラサキアオゲイトウ(紫青鶏頭) ヒユ科  
学名:Amaranthus hybridus
南アメリカ原産の帰化植物であるホソアオゲイトウ
の仲間で、花や茎が赤紫色をしており、日本各地の道端や空き地、
畑の雑草などに進出している。ケイトウの名前は園芸種のケイトウ
やウモウゲイトウウモウゲイトウ、ノゲイトウなどに似ることから


暫くぶりに写真を見せて頂く
ロ質のオーバーを除いてはピンがシッカリしてて
熱心に撮影してる姿が思い出されます。

撮影:安松







チャノキ(茶の木)ツバキ科ツバキ属の常緑樹である。
学名:Camellia sinensis)
チャの木、あるいは茶樹とも記される。単にチャ(茶)と呼ぶこともある。
原産地は中国南部とされているが確かなことはわかっていない。
花は10-11月頃に咲く。花は枝の途中の葉柄基部から1つずつつき、
短い柄でぶら下がるように下を向く。花冠は白く、径2-2.5cm、
ツバキの花に似るが、花弁が抱え込むように丸っこく開く。



    
ミコシグサ    シロダモ雌花       シロダモ雄花


ゲンノショウコ(別名ミコシグサ)
「フウロソウ科 フウロソウ属 」学名:Geranium thunbergii
萼片は花が終ると、赤味を帯びてくる。
心皮の上部がくちばし状に成長したさく果は、成熟してある段階まで乾燥する
と、種子のついている下の方が外れて上に巻き上がり、その勢いで種子を遠くに
弾き飛ばします。ですからお神輿の屋根のようなものの先端の袋の中は
皆空っぽです。


シロダモ(白だも)「クスノキ科シロダモ属の常緑高木。」
学名:Neolitsea sericea)別名はシロタブ、タマガヤ。
花期は秋。花は散形花序で、葉腋に黄褐色の小花を多数つけ、
翌年の秋果実が赤色に熟す。果実は楕円状球形で、
木全体に精油を含み芳香があり、種子から採油し、蝋燭の材料とする。
 また、防風林として植栽もされる他、木材としても利用される。

撮影者の繊細な撮影は定評
見習わなくてはと思いながら中々そうは移せません。

撮影:桃坂





帰りには汗が出るようなお天気に
今季最後のウッドストックの豪華お弁当も惜しかったです。

前回の反省からやはり班別に撮影観察をするようにしました。
どうしても、誰かが写してるとその花に群がってしまうのです
それなりに好きな花姿、美観は違うのに見つける努力をしない。

また、大きな声で「綺麗、美しい」と叫ぶするとどうしても一カ所に
群がり踏み跡を残してしまうのです。

気付いているのでしょうか?

花はいろんな姿を見せてくれますが、
それは写真に写されるためでは無いのです
子孫を残すための必死の努力
それを傷め踏み散らしてはいけません

思いやりのある観察、撮影に謙虚に努めていきましょう。


では、体調の悪い中参加のみなさんお疲れさまでした
元気を沢山いただき元気になられてください。


次回は今期最終観察会

11月14日(水曜日)です
9:30分平尾台花工房発。












お天気に翻弄された今期最後の観察会

$
0
0

前日の強風雷雨がウソのような空模様
ラッキーと早々に出かけようと、車に乗り始めると空は暗くなり雨まで降り出す始末
平尾台の気象博士?の予報では午前中は雨が降ると言うので急遽、行く先変更山麓の
里山へ、里山では風もなく温かな観察日和

前回山上で確認したタンキリマメ

  
タンキリマメ                    トキリマメ

タンキリマメ(痰切豆)
学名: Rhynchosia volubilis)
科目:マメ科タンキリマメ属のつる性多年草

豆果は密に付き、長さ12〜13mmで、表面に短毛があり、赤く熟す。
中には2つの光沢のある種子が入っている。種子を食べると痰を止めると
言う言い伝えが名前の由来のようです。


トキリマメ(吐切豆)
科名:マメ科タンキリマメ属
[学名] Rhynchosia acuminatifolia
果実は長さ約2cmの扁平な楕円形の豆果で、赤褐色に熟します。
熟すと裂開して、中に黒いて光沢のある種子が2個入っています。

2種類を一緒に観察出来ました。
タンキリマメは小さくて丸っこい葉をしているのに
トキリマメは大きな葉が印象的でした。


  
ヒヨドリジョウゴ          マルバノヤマホロシ

ヒヨドリジョウゴ
科名:ナス科/属名:ナス属
和名:鵯上戸/漢名:白英(はくえい)/学名:Solanum lyratum

古書「和漢三才図会(わかんさんさいずえ・1713)」では、
ヒヨドリジョウゴの漢名に白英(はくえい)を当て、名前の由来に、
その実が赤く熟すとき、鵯(ひよどり)が好んで食べるので、鵯(ひよどり)上戸
(じょうご)と名づけたという記述があります。
果実は、液果(えきか)で約1センチくらい球形で赤く熟します。

マルバノホロシ(円葉白英)
[学名] Solanum maximowiczii Koidz.
ナス科  Solanaceae  ナス属
果実は液果で直径約8?の球形、赤く熟す。種子は形がややいびつ、
長さ約2.5?、扁平、淡褐色、周囲に翼がある。

午後からは時折明るい日差し
赤い実が、日に映えて透けて見えてます。



  
アキノウナギツカミ

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)
学名:Persicaria sagittata var. sibirica
科名:タデ科イヌタデ属
花は、白く小さくのですが、種は赤く日に輝いていて
当日みなさんへお見せできなかったのが
残念でした。


  
ツルウメモドキ                  ヤブムラサキ
ツルウメモドキ(蔓梅擬)
学名:Celastrus orbiculatus)
科目:ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本。
果実は?果で、秋から冬に黄色に熟すと3裂し、赤い仮種皮に包まれた種子が見える。
赤い仮種皮はニシキギ科の特徴で、冬の落葉樹の梢を彩る。
雌雄異株で落葉性の蔓植物で、日本各地に自生していて昔から親しまれています。
つるは無毛で他の木に絡んでよく伸び、周りの木が葉を落とした時期に、
冬につける真っ赤な実と黄色い仮種皮のコントラストの美しさが愛されています。


ヤブムラサキ
科目:クマツヅラ科  学名:Callicarpa mollis
葉は対生(たいせい)。基部は円形,先端は細長く尖る。縁には鋸歯(きょし)が並ぶ。
表面には微細な開出毛(かいしゅつもう)が密生,裏面には星状毛(せいじょうもう)が
密生し,ビロード状の手触り。葉柄(ようへい)は赤味を帯び,やはり星状毛が多い。
鮮やかな紫色の美しい果実をつける。果実の下部は軟毛(なんもう)が
密生した萼片(がくへん)に包まれている。


  
フユイチゴ                           アカバナ


フユイチゴ(冬苺)別名は「カンイチゴ」
学名:Rubus buergeri)
科目:バラ科キイチゴ属の常緑匍匐性の小低木です。
晩秋から一ヶ月かけて赤い果実がなり、11月から1月のころに熟す
食用となる木苺の形で美味しい。木苺としては多くの木苺類は夏に熟すが、
冬に熟することが和名の由来の様です。


アカバナ(赤花)
学名:Epilobium pyrricholophum
科目* アカバナ科アカバナ属
アカバナという名前は花の色からではなく、
秋に葉が赤く染まることからと
言われているます。





 
イロハモミジ
イロハモミジ(いろは紅葉)
学名: Acer palmatum)
科目:カエデ科カエデ属の落葉高木
イロハカエデ(いろは楓)などとも呼ばれる。
日本では最もよく見られるカエデ属の種で、紅葉の代表種。
本種より作られた園芸種も多い。


   
クルマバナ                        ミコシグサ

クルマバナ(車花)
学名:Clinopodium chinense subsp. grandiflorum var. urticifolium
科目:シソ科トウバナ属
花期:8〜9月
草刈り後に開花し美しい姿を見せてくれた様です。


ミコシグサ(御輿草)「サゲンノショウコの別称」
科目:フウロソウ科の多年草、
学名: Geranium thunbergii
秋に種子を飛散させた後で果柄を立てた様が神輿のように見える事から、
ミコシグサと呼ばれる。


  
ヤブミョウガ                     アメリカイヌホウズキ


アメリカイヌホウズキ「ナス科」1年草
北アメリカ原産外来種。
葉はやや幅が狭い。葉の下部の縁に
あらい鋸歯があるものが多い。花は2〜4個が枝先につき、
直径8mmほどの淡紫色〜白色。刈られても次から
目を出し開花する旺盛な繁殖力に
呆れながらも花のないこの季節賢明な姿が
可愛らしく見えます。




ノコンギクのシロバナかとも
もしかして
カワラノギク「キク科」
ハマコンギク??
茎は短毛を有し、上部で分枝する。葉は多く、上部、中部のものは線形、
全縁で上部に行くほど小さくなり、下部のものや根出葉は
花時には枯れる。茎頂に円錐状につく頭花(小さい花小花:しょうか)が
集まってできるは径3.5-4cm。種子は赤褐色の冠毛を有す。

??と楽しい空想をしています。

撮影:河田






キチジョウソウ(吉祥草)
学名:Reineckea carnea)科目:ユリ科スズラン亜科の常緑多年草。

日本国内では関東から九州、また中国の林内に自生し、
栽培されることもある。地下茎が長くのびて広がり、
細長い葉が根元から出る。花は秋に咲く。
穂状花序で茎は紫色、花は白い花被が基部で合生し筒状と
なっている。花序の上部の花は雄花です。
一方 花序の下部には、
長く伸びた紅紫色のめしべが見られます。
  こちらは、両性花です。

撮影:釘宮






ショウジョウソウ「トウダイグサ科」
(猩々草)
学名:Euphorbia heterophylla var. cyathophora
別名:クサショウジョウ(草猩々)、アニュアル・ポインセチア
分類名:トウダイグサ科ユーフォルビア属
原産地:北アメリカ南部、ブラジル

撮影:桃坂



終わりに
皆さんの体調不良、ご家族のご不幸など多々の災いを乗り越えて、
今年の観察会中では怪我人、病人を出すことなく無事終わりました。
野草の観察でも、今まで知られてなかった花の発見、場所の発見、
また観察地の保護、観察の仕方の工夫と目標を立ててやってきました。
成果も充分だったと思います。
来季も皆さんから頂いた寄付で、ほんの少し気持ち整備を、
皆様の協力のもと出来る事からしていきたいと思っています。
一年一年、野の花に出会える希望、仲間との出会い、
また今、以上の体力維持を目指して頑張っていきたいと思っています。
ご協力ありがとうございました。

尚、素人の植物好きですので
間違いなど多々あるとおもいます。お気づきの事が
ありましたら連絡のほどお願いいたします。

来期は3月(第4金曜日)より
開催の予定です。






平尾台自然の郷10周年記念イベント

$
0
0

自然の郷開設10周年を記念していがりまさし先生の講演が行われます。



自然の郷にて前売り券の取り扱いをしております。
先着50名様です。

平尾台自然の郷野草勉強会が始まりました。「1」

$
0
0



一面、岩だらけの壮大な眺め,
毎年のことながら、こんなに岩があったのかと出会う方々の驚嘆の声。
今年は野焼きが成功して、真っ黒焦げの中の羊郡岩独特の美しさを見せています。
絶滅危惧種の花たちにとっても命をつなぐ野焼きだった事でしょう。

開花調査を始めて6年目4コースもの欲張り調査 里山調査の初回を務められた
皆さんも体調を壊したり、年を重ねたりで少なくなって行きます。
継続こそ力なりと、使命感に燃えながら会のみんなで声かけ合って頑張っています。

下見では




アオイスミレ「スミレ科」
側片基部に微毛がある
葉は円心形、基部はハート形 縁に低鋸歯がある。
フタバアオイの葉に似ているから付いた名の様ですが
フタバアオイを知らない方には「葵の御紋」に似てると言うと
大体の方に理解していただけるようです。

    
ヒメスミレ ツクシショウジョウバカマ サツマイナモリ
ヒメスミレ「スミレ科」スミレ属の多年草。
全体にスミレ(Viola mandshurica)に似て、より小型。
道ばたや庭にもよく見かける普通種である。
匍匐茎も出さない。少数の根出葉を出し、
それらは長い柄があって三角形に近い葉身を持つ。
柔らかく、全体に毛がない。春に紫色の花をつける。
花は濃紫色、側弁の内側には毛がある。
葉は三角形で、基部はハート形、葉柄に翼がない。

ツクシショウジョウバカマ「ユリ科」
花被片の基部にふくらみがない点でショウジョウバカマと見わけられる。

サツマイナモリ「アカネ科」【漢字名】薩摩稲森
花の中央から飛び出しているのは雌しべ。
雄しべは花冠内部にある。


またオオチャルメルソウでは

 
オオチャルメルソウ雄花          オオチャルメルソウ雌花
オオチャルメルソウ
雌性両全性異株 (雌株と両性株がある)
魚の骨みたいな花弁が面白いです。
チャルメルソウの名前の由来は花びらが取れた後の
果実が楽器の「チャルメラ」に似ているからついたといわれています。
「チャルメラ」から「チャルメル」へなまったのでしょうか?

報告・撮影 森



今回は道を歩くと良く出会う花レンギョウについて
調べてみました。

良く聞かれるのですが、最近は短く刈り込まれた株が多く
花で比べてみました。
シナレンギョウとチョウセンレンギョウの簡単な見分け方



シナレンギョウ「モクセイ科」
シナレンギョウ花の内部を見ると
 花の内部の拡大。柱頭が雄しべよりも長い。

チョウセンレンギョウ花(内部)
 花の内部。雌しべは雄しべよりも短い。


  

この様に写真に写してみるとはっきり違いが解ります。
シナレンギョウは柱頭(雌蕊)が長いと覚えておくと便利です。

釘宮さんに両方の花の写真を写して頑張って
頂きました。




センボンヤリ「千本槍」
学名:Leibnitzia anandria )キク科センボンヤリ属の多年草。
頭花は春型と秋型の2型ある。別名、ムラサキタンポポ。
根出葉がロゼット状に発達し、葉の形は倒卵状長楕円形で頭大羽裂状に中裂する。
葉の裏はくも毛が密生する。春型の花茎は高さ10cmくらいになり、
春型の頭花には白色で裏面が紫色を帯びた頭花をつける。
、縁1列に舌状花がつき、中央には筒状花がつく。



ヤブニンジン「セリ科」
早々とヤブニンジンの開花が見られたそうです。


撮影:釘宮



はや~い~春一番です。



オキナグサ「翁草」
学名: Pulsatilla cernua )キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。

全草にプロトアネモニン・ラナンクリンなどを含む有毒植物。
植物体から分泌される汁液に触れれば皮膚炎を引き起こすこともありご用心、
誤食して中毒すれば腹痛・嘔吐・血便のほか痙攣・
心停止(プロトアネモニンは心臓毒)に至る可能性もある。



 
ムラサキケマン   ナガバノタチツボスミレ

ムラサキケマン「紫華鬘」
学名:Corydalis incisa)はケマンソウ科キケマン属の越年草。
全草にプロトピンを含み有毒。誤食すれば嘔吐・呼吸麻痺・
心臓麻痺などを引き起こす。 ウスバシロチョウの幼虫の食草であり、
このためウスバシロチョウも有毒となる。
また、植物体を傷つけたときに出る汁は悪臭がする。

ナガバノタチツボスミレ「長葉立坪菫」「スミレ科」
平尾台を代表するスミレです。葉が長楕円形で先が尖る。
花が終わる頃には葉が長くなってくる。

撮影:渡辺



見慣れたオオイヌノフグリの可愛い姿
写し方でこの様になるのですね~




オオイヌノフグリ
名前のフグリとは陰嚢の事で、
実の形が雄犬のそれに似ている事からこの名前が付いた。
ただし、これは近縁のイヌノフグリに対してつけられたもので、
この種の果実はそれほど似ていない。
したがって正しくはイヌノフグリに似た大型の植物の意味のようです。

   
ヒロハハナヤスリ    ヒトリシズカ       ヒメウズ

ヒロハハナヤスリ 「ハナヤスリ科」
 和名 「広葉花鑢」学名:Ophioglossum vulgatum
 山地や原野に群生する小型のシダ。4〜6月に見られる。
葉は長さ8cm程度の広卵形。胞子嚢穂はヤスリのような形をしている。

ヒトリシズカ「センリョウ科」
別名ヨシノシズカ白く清楚な花を静御前に例えたもの
一人は花穂が一つ付くことから付いた名の様です。

ヒメウズ「キンポウゲ科」
花も小さくて目立たないが、清楚である。花弁に見えるのは顎片で長さ5-6mm。
中心部にある花弁も5枚で、おしべを取り囲むように配列されており、長さ2.5mm。
白色であるが、ほんのりと紫色を帯びている。花の後に2〜5つのキンポウゲ科特有の種子を稔らせる。
和名のウズは、鳥帽(トリカブト)のことであり、小さなトリカブトの意味となる。

撮影:山中



道端に群れをなすフラサバソウですが、



フラサバソウ  「オオバコ科」クワガタソウ属の植物の一種。
(学名:Veronica hederifolia)ヨーロッパ原産で、
日本には外来種として定着している。別名を「ツタバイヌノフグリ」といい、
学名及び英名も同じ意味である。
最初、長崎で採取され、ヨーロッパのものと同じであることを始めて報告した
Franchet と Savatier を記念し、フランチェット・サバチェルの両氏の名前を
略してフラサバ草と名付けられたという。このご両人は日本の植物に関し
、多くの新種を記載しており、学名の命名者名としてお馴染みである。

今回は紫紅色の種も撮影された。

   
ヤマネコノメソウ    ケキツネノボタン        シキミ      ヒメオドリコソウ

ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科 ネコノメソウ属)
学名 Chrysosplenium japonicum 
花茎を出して頂きに花をつける。花茎と葉柄にはやや長い毛が散生する。
茎の間に付く葉は1〜2枚と少数で、互生する。
茎の頂端に輪生するように付く葉は中心部に至るほど小さく、
色も黄緑色を帯びるようになる。花は直径5mm程度、顎片は4枚で黄緑色。
花が終わると開いていた顎片が立ち上がって、猫の目を連想させる状態になる。

ケキツネノボタン 「キンポウゲ科」【漢字名】毛狐の牡丹
小葉の裂片は幅が狭く互いに重なることはない点が、キツネノボタンとのちがい
茎の毛は開出する

ヒメオドリコソウ「シソ科」
学名L. album var. barbatum
オドリコソウ(踊り子草)の同属であるが、
背丈・葉や花の大きさとも半分以下で小さいため
「姫」の名を冠して呼ばれる。

撮影:桃坂



勉強会始まって初見です。



ベニヤマタケ
以前の平尾台では良く見られ食用にされていたと
良く耳にしていましたが、今回傍に壊れたのが二株ありました。




タナオスミレ
1964年4月三重県那賀郡種生(たなお)で種生小学生により発見される。
ヒゴスミレとフモトスミレの雑種

  

主に葉面の周辺にフモトスミレ状の短毛がある。葉裏面、葉柄は無毛。
側弁と唇弁に紫条があり、各弁に淡紫条があり側弁は有毛。距は長さ4〜5mmで円筒形。
種では増えないので盗掘が心配されます。

野焼き前に確認した株はすでに持ち去られていました。  

カツラギスミレ「スミレ科」かと思いましたが良く調べてタナオスミレのようです。

観察コースで初めて見られたすみれです。


 
シュンラン      ヒメウズアップ




一週間遅れの観察会でしたが、1回目台上でこれほどの開花は
はじめてでした。コショウノキ、オニシバリ、ナガバモミジイチゴ等も
まだ開花しており、アオイスミレの可愛らしさに歓声があがり上々のうちに、
第1回開花調査を終える事ができました。
また、当分忙しい毎日が続きそうです。


時間ぎりぎりまでの観察お疲れ様でした。

次回4/10日(水曜日)
平尾台自然の郷
9:30分出発です。

山を彩る春一番(2)

$
0
0

暖かだった3月に比べ低温予報の出るこの頃ですが
ポカポカ陽気に早く頭を伸ばし始めた花たちは留まることが出来ない。
丁度満開の翁さん静さんを観察することにしました。



下見では

    
「ナガバノタチツボスミレ」 「リュウキュウコザクラ」 「ノジスミレ」

里山に咲く代表的な菫さん達

ナガバノタチツボスミレ
林縁などにもっとも普通に見られる種類で、早春から花をつけます。
 花弁の間に隙間が目立つことが特徴のひとつです。春早い時期にもう茎を伸ばして
 いることが多いのでよい区別点になります。また、葉は初めは楕円形ですが成長と共に葉が
長くなり長楕円形と変化していきます。

ノジスミレ
これらに似ていますが、花色がやや曇ったような紫色でスミレや
 アカネスミレよりもやや淡いことと、葉が立ち上がらずに地上に沿って広がってい
 ることが多く花も平開しているように見えるので、見た印象がベタッとしているこ
 とで区別できます。








センボンヤリ
日差しが強まると共に
もう枯れてしまったのかと思っていた花たちが
だんだん勢いを増してきます。


中々面白い写真です。



ヒトリシズカ 千両(せんりょう)科。
学名  Chloranthus japonicus Chloranthus :
       センリョウ属 japonicus : 日本の
 Chloranthus(クロランサス)は ギリシャ語の「chloros(黄緑)+ anthos(花)」
 別名 「吉野御前」(よしのごぜん) 「眉掃草」(まゆはきそう) ”ブラシ”で眉を掃く♪等があります。

 白い花のように見える部分は雄しべの花糸の集まり。
 花は花弁も萼片もなく、緑色の子房の先に薄黄緑色の柱頭があり、
 子房の横腹に1個の雄しべがくっついている。
雄しべは3分岐し、中央の花糸には葯がなく、葯は外側2本の花糸の基部に下向きにつき、黄色。
花糸は白色で長さ3〜5mm。





ヒロハハナヤスリ「ハナヤスリ科」
栄養葉一枚に数本の根を持つのが基本的な植物体で、成長するにつれて葉の基部に
ある柄の部分(担葉体)から、より大きな葉を出す。葉が出る時に、
蕨巻状でないのもシダ類では異例である。

ヤスリだけが飛び出した珍しい写真を撮られました。


撮影:釘宮






モモの花

石灰岩地に咲く桃の花、食用の桃の原種では無いかと
言われています。

何時咲いたのでしょう。岩陰にひっそりとさいていました。




シロバナタンポポ(白花蒲公英)

学名: Taraxacum albidum)とはキク科タンポポ属の一種で多年生植物。
本種は日本在来種であり、本州関東以西、四国、九州に分布し、西の方ほど多い。 北限は定かではないが、
北海道松前町龍雲院の境内で確認されている。



撮影:吉松







シュンラン「ラン科」


    
     ヒメハギ      オキナグサ        ニオイタチツボスミレ

ヒメハギ「ヒメハギ科」
花は両性で左右相称。がくおよび花弁は普通各5枚、内側のがく2枚が花弁状になるものが多い。
花弁は下3枚が合生して舟形になるものが多く、上2枚が小さい(またはない)。
雄蕊は多くは8本、子房は上位2室で?果または核果を作る。
種子には附属体(カルンクラ)がありアリがこれを好んで種子を運ぶ。
 

ニオイタチツボスミレ「スミレ科」
花色は濃紅紫色で、草姿もタチツボスミレに似ていますが、
 花弁が丸く花弁がそれぞれ重なっていること、花の中心が白く抜けたように
 なっていること、僅かに芳香があることで区別できます。


撮影:山中



花を観察してるうちその不思議な生態に触れ何だろうと、カメラに写しもっと観察したい
と言う欲望にかられ撮影するようになりましたが、個性的な姿を網膜に留めきれず
被写体としての美しさに魅かれ、どの様にすれば
その可憐さ、不思議さを表現できるか葛藤の日々が続きます。


山頂付近に居る間昼食時もポカポカ日より
帰路に着くと谷合を強風が吹き飛ばされそうでした。

皆さん元気で無事
久しぶりにお会いした石田夫妻も元気そうで、
一安心。

早い開花のためか花株は例年より小さいのですが
寒さに耐えて咲く花たちの懸命さに感動の観察会でした。


次回観察会
4/26日(金曜日)9:30分発

お忘れの無い様おいで下さい。



TVの異常気象予報におろおろ

$
0
0



今朝は、雷、寒波などと怖い前夜の予報にビクつく
 避ける場所の無い草地では何と言っても雷は大敵。
危険な場合は室内でと、心を決めると案外楽になる。
大丈夫みたいです。
午前中は各、観察コースに分かれて進む。山コースを進んだ方たちは
風が強く寒いと身を縮めながら帰って来る。
風を避けて昼食、午後からは無風状態の観察路を進む。

下見では



ヒメハギ「ヒメハギ科 」
名の通り見かけがハギに似ており、左右相称の花は一見マメ科の蝶形花に似ているが、
マメ科との直接的な関係はないと考えられている。
複雑な花の構造



花は両性で左右相称。がくおよび花弁は普通各5枚、
内側のがく2枚が花弁状になるものが多い。花弁は下3枚が合生して舟形になるものが多く、
上2枚が小さい(またはない)。雄蕊は多くは8本、子房は上位2室で?果または核果を作る。
種子には附属体(カルンクラ)がありアリがこれを好んで種子を運ぶ。




ツルコウゾ  クワ科 コウゾ属  別名 ムキミカズラ
西日本各地の山地に生える落葉つる低木です。

雌雄異株。
 雄花穂は長だ円形で長さ1-1.5?、雌花穂は小形の球形です。

前日のいがり講師の撮影講座で撮影したものです。


撮影:森



強い風の中



キクムグラ  アカネ科 ヤエムグラ属  別名 ヒメムグラ
茎は束生し、高さ30〜50cm,下部は地表をはう。四角く滑らかで、まばらに分枝する。
 葉は、長さ1〜1.5cmで、薄く、縁にだけ短毛がある。4〜5枚輪生でうち2枚が正葉,他は托葉。
 花は夏,花冠は、4裂で径約2mm。花柄の基部に、細長い包葉を1枚つける。
 果実は、2分果からなり,短毛を密生する。
彼方此方に小さな花を咲かせています。葉が5枚、6枚輪生したものがあり
同定に迷いましたが、細長い包葉を見つけてキクムグラと決めました。

    
ムベ        オカオグルマ       サギゴケ
ムベ(郁子、野木瓜)
学名:Stauntonia hexaphylla)アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物。
別名、トキワアケビ(常葉通草)。
方言名はグベ(長崎県諫早地方)、フユビ(島根県隠岐郡)、
イノチナガ、コッコなど。
花には雌雄があり、芳香を発し、花冠は薄い黄色で細長く、
剥いたバナナの皮のようでアケビの花とは趣が異なる。

花の中が赤い珍しいムベを発見


オカオグルマ「キク科」

和名:丘小車、キク科キオン属の多年草。
学名:Senecio integrifolius subsp. fauriei)は黄色の舌状花と筒状花で構成される特徴をもつ、
直径4cm程の花を車輪状につける。
花期は5月から6月頃。花期にも毛を多く持つ根生葉がある。

ムラサキサギゴケ・ サギゴケ
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔、Mazus miquelii)は、ハエドクソウ科の多年草。
別名、サギゴケ(鷺苔)。ただし、本種の白花に限ってサギゴケということもある。
和名は、花が紫色で、形がサギ(鷺)に似ていることから。
湿ったあぜ道などの日当たりの良い場所に生える多年草。匍匐茎で広がっていく。

  
スイバ♂    スイバ♀
スイバ(蓚・酸い葉、学名:Rumex acetosa)はタデ科の多年草。ギシギシという地方名もある。
また、スカンポ、スカンボなどの別名でも呼ばれることもあるが、
これらはイタドリの方言名としても用いられることが多い。英名からソレルとも呼ばれる。
北半球の温帯に広く分布し、田畑や道端によく見られる。

撮影:桃坂



初めて見つけました。



ヤブタビラコ [キク科]

ヤブタビラコ属(やぶたびらこぞく、Lapsana)はの属の1つ。
主な種の特徴は越年草で田圃に多く自生する。
葉はロゼット状に広がり、花茎は10〜25cmで春を中心に褐色の花を開く。
分布は主に温帯で東アジアを中心とする。

台上では初めて観察できた花です。
コオニタビラコ、タビラコ等は他方に繁殖をしていますが
ヤブタビラコのみ生存競争に敗れて
居るのでしょうか?

   
  オオバタネツケバナ      ヒメレンゲ

オオバタネツケバナ「アブラナ科」
学名:Cardamine scutata タネツケバナ属
普通無毛で付属体はない。
全体に比べて花が小さめなので、花序はややまばらに見える
タネツケバナに似ているが、普通ほとんど毛がなく、頂小葉が目だって
大きいことで識別できる。また、タネツケバナが越年草であるのにたいして、多年草。
ニシノオオタネツケバナ、オオケタネツケバナ等
識別不能と思える個体に出会うこともある。


ヒメレンゲ「ベンケイソウ科」

和名:姫蓮華 
学 名 Sedum subtile et Decne 
花 期 5月〜6月草  生育地 山地谷沿の湿った路上や岩上

山地の谷沿いなどの湿った岩上に見られる植物です。
葉は互生し、広線形ですが、根元の葉はさじ形をしています。
集散花序を頂生し黄色の5弁花をつけます。花が終わると走出枝を出して
その先端にロゼットをつくり越冬する。


撮影:渡辺




イヌノフグリの語源



イヌノフグリ(犬の陰嚢)オオバコ科クワガタソウ属の越年草。
和名の由来は、果実の形状が雄犬の陰嚢に似ていることから牧野富太郎が命名した。

学名 Veronica didyma var. lilacina)
日本では本州以南に見られる在来種(古い時代に渡来した帰化植物である可能性あり)であり、
かつては路傍や畑の畦道などで普通に見られた雑草であった。
しかし近年は近縁種の帰化植物であるオオイヌノフグリにその生育地を奪われたほか、
育成地自体も人間の開発行為によって減少しているために数を大幅に減らしている。
環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。

撮影:森

こんなに小さな花です。

 

左上:イヌノフグリ蕾        中央イヌノフグリ開花       右下オオイヌノフグリ 

小さく目立たない花ゆえに消えていく運命?
その様な事の無い様大切に見守って行きたい命ですね。


撮影:渡辺




まだまだ沢山の花が咲いています
今を盛りのウマノアシガタ、タチイヌノフグリ

      

咲き始めたばかりのタイリンアオイ、ヤエムグラ、



カノコソウ(鹿の子草)オミナエシ科カノコソウ属の多年草。
別名はハルオミナエシ。
学名:Valeriana fauriei Briq.)
山地の湿った草地にやや稀に生える。上から見ると、ポツポツとした蕾が鹿の子絞りに
見えることからカノコソウの名がついた。5-7月頃に、
オミナエシに似た姿で淡紅色の小花を多数咲かせる。このことから「ハルオミナエシ」の別名がある。
葉は羽状に全裂する。雄しべは4本で、花冠の直径は約3 mm。葉は対生する 

先初めの頃の雄しべ4本がシッカリ見える写真です。

撮影:桃坂




異常な予想の中、沢山の皆さんに、調査に協力して頂きました。<感謝>

古い野草の調査書を読んでいて、知った方の名前が出て来ると
アーこの方も担当して居たのだと嬉しくなる事があります。
勉強会も長い平尾台の歴史の一端を担える事が私たちに、
希望と生きがいを与えてくれます。

お疲れさまでした。

次回5月8日(水曜日)
平尾台自然の郷 花工房
9:30分発です。

水分・服装天気予報をに充分注意の上 
気を付けておいで下さい。 

山が緑に変わりました。

$
0
0

連休明け、すぐの野草勉強会連休は5/5日まで岡山、四国への花観察会に参加し、
帰宅後すぐ勉強会の準備とバタバタ。
その成果とも言えるヒメエンゴサクとジロボウエンゴサクの違いを実物を見る事で確認。
平地では暑いの連発でしたが、さすがの平尾台通り抜ける風は心地よく
昼食も風を避け岩影にて昼食と休息の時間を過ごしました。

連休前、後と下見では
風が強い場合、雷予報が出る場合を想定して周辺観察。



ツクシタツナミソウ「漢字名:筑紫立浪草」
学名: Scutellaria laeteviolacea var. discolor
分類: 合弁花類 シソ科

葉の形がツクシの方が長細いのでツクシタツナミソウだと思います。
丁度咲き始めたばかりでした。

  
カワラビシャク  コキンバイザサ  ジロボウエンドサク

カラスビシャク(烏柄杓)
学名:Pinellia ternata)とは、サトイモ科の植物の一種。
開花期は初夏。テンナンショウ属のものによく似た花で、緑色。
付属体の先端が細長く伸びているので、ウラシマソウを小さくしたような花序の姿である。
この属の特徴として雌花序部が背面で仏炎苞に癒合しているので、
筒部の下半分がやや細くなって見える。


コキンバイザサ
学名:Hypoxis aurea Lour. (キンバイザサ科 コキンバイザサ属)
明るい草地に群生している。生育にはある程度の日照を必要とするものと思われる。
最初はユリ科の植物ではと迷いました。
全体に長い毛があり、葉の長さは10cmほど、地表近くに黄色い小さな花を咲かせる。
花茎は細く、花後は横に倒れて果実が地表面に着く。


ジロボウエンゴサク(ケシ科)
学名:Corydalis decumbens (Thunb.) Pers.
雄しべは6本ありますが、上下3本ずつの花糸が合体して薄い膜状になっている
合体していない葯だけ3個ずつ分かれています。
花柄の根元に小さな苞葉があり、苞葉の先が切れ込まないことが
ジロボウエンゴサクとよく似た仲間の区別点だと言われています。
花は面白い形です。4枚ある花弁のうち外側の花弁は上下に1枚ずつあり
上の花弁は先端が距になっています。内側の花弁は左右1枚ずつが合わさっています。
内花弁は手のひらを丸めて合わせたような小さな部屋を作っていてその中に
雌しべと雄しべがあります。ヒメエンゴサクとの違いは苞葉の先が
小さく切れ込んでない事です。



シナアブラギリ(支那油桐)
学名は、Aleurites fordiiトウダイグサ科アブラギリ属

雌雄同株。枝先に円錐花序をだし、白い花をつける。雄花序には雄花が多数つき、
まれに雌花が混じることがある。雌花は単生または少数。
枝は高く伸びとても花に届かない  落ちていた花を拾って写したものです。


  
コメガヤ

コメガ ヤ「イネ科コメガヤ属 」
学名(Melica nutans)

ヨーロッパに自生するイネ科のバンチグラスである
北海道〜九州の山地の林内や草地に生える。茎は細く、高さ20〜50cm。花序は総状で
小穂が6〜15個ほどつく。小穂は長さ5〜6mm、無毛で紫色を帯び、4小花からなる。
苞穎は超楕円形。小さなコメガヤの揺れる姿は子供の頃の
ヒラヒラ好きを思い出しつられて揺れだしそう。

撮影報告:森



何時も個性的な写真を写す彼女が今回も面白い写真を見せてくれました。
サァ~何だと思いますか?




ノヤナギ 雌花「ヤナギ科」準絶滅危惧 
学名:Salix subopposita Miq.

雌花の腺体は1個,形は雄花と同様。子房は狭卵形で
短毛を密生し,柄も有毛で、腺体と同長ないし倍長。花柱は短く,
柱頭は2深裂する。綿毛のような種子を飛ばす。

次もアップです。



   センボンヤリ「千本槍」キク科

学名:Leibnitzia anandria )センボンヤリ属の多年草。
頭花は春型と秋型の2型ある。別名、ムラサキタンポポ。
花後、冠毛は褐色になり、果実は痩果となる。
旺盛な繁殖力は痩果の数の多さにあるようです。





スズメノヤリ「イグサ科」
学名:(Luzula capitata)小柄な野草である。早春に穂を出す。
単子葉植物に属する植物である。見かけはイグサには似ず、
小柄なイネ科植物に見えます。
イネ科に見られる小穂とは異なる。個々の花は六枚の花被がある。
花被は先がとがった楕円形で、紫褐色をしている。花被が開くと中からは
黄色くて大きな葯が顔を見せる。花被は果実になっても残り、緑色の果実の
下側を包むようになる。

あの小さなスズメノヤリアップで見ると可愛い花してるのです。

撮影:河田



何時も繊細な写真で皆さんを驚かせてくれます。



ニガナ(苦菜)キク科の多年草
学名:Ixeris dentata)
茎は上部が枝分れし白汁を有し、苦味が多く、和名の由来にもなっている。
根出葉は柄が長く、茎葉は基部が茎を抱き、下のものほど細長い。5〜7月に、
黄色の5弁花に見える舌状花を5〜7個もつ頭花を散状に開く。





ヤマハタザオ(山旗竿)  アブラナ科  
学名:Arabis hirsuta
 野山の日当たりの良いところに生え,白い小さな十字状花をつけます。
種の入っている細長い莢は茎にぴったり寄り添っています。 長い花茎がまっすぐに立っている
ことが和名の由来のようです。 





ヤマスズメノヒエ「イグサ科スズメノヤリ属」
学名は、Luzula multiflora
茎の先端の苞付近から分かれた数本の枝の先に数個ずつまとめて花をつける。
花は直径2〜3mmで、外側が褐色を帯びた花被片が6枚つき、大きな葯が目立つ。
種子は茶褐色で下部に白い付属物(種枕)が目立つ。花期は5〜7月。
スズメノヤリに良く似ていますので間違わないように要注意。


撮影:桃坂



どんな花でも証拠写真と言いながらきっちり写して
記録してくれます。



キビノクロウメモドキ雌花
学名:Rhamnus yoshinoi Makino  絶滅危惧?類
直立する低木性の落葉広葉樹。雌雄異株性で,5月に淡黄色の花が開花し,果実は黒熟する。
紫褐色の枝は開帳し,小枝は刺状になる。長枝につく葉は互生するが,短枝では束生する。
近縁種のクロウメモドキは,長枝につく葉が対生するため,本種と区別できる。

台上にもあまり見かけない木本

    
サルトリイバラ      コバノガマズミ     フタリシズカ


サルトリイバラ(猿捕茨)サルトリイバラ科、(またはユリ科)

学名 Smilax china)分類される多年生植物(半低木)。漢語で菝葜と書く。
雌雄異株で、4〜5月になると葉腋より散形花序を伸ばし多数の花を付ける。
 花は淡黄で、6枚の花被片は先端が反り返る。雄花には雄蘂が 6本
、雌花には子房が 3室・柱頭が 3本ある。
 
果実は直径 7mm 程度の球形の液果で、
写真は雌花から果実になったばかりの赤ちゃんの様です。


コバノガマズミ (スイカズラ科・ガマズミ属)
 散房花序をだし、白い小さな花を多数つける。
花序の柄には星状毛と粗い毛が密生する。花は径約5mm。5裂して平開する。
雄しべは5個。葉を触ると柔らかくビロード状

フタリシズカ(二人静)センリョウ科
学名:Chloranthus serratus)
多年草。沖縄を除く日本全国の山林の比較的暗い場所に分布する。
茎の先に数本(2本の場合が多い)の穂状花序を出し、小さな白い花をつける。
花には花弁も萼もなく、3個の雄しべが丸く子房を抱いている。花序は立っているが、
果実ができると下に曲がる。夏頃(果実の成熟期)に閉鎖花をつける。


撮影:釘宮



かなしい出来事
2日前確認に来た時咲いていた欄が
見えない~必死で探す
大きな穴が空いている手では掘れない場所
持ち帰りのための道具を持参しての盗掘のようです。

みん~なガッカリ 今日は咲いてるかと見に来られた
ご夫妻、残念やね 山に咲くものは、山へ見に行く楽しみましょう。

どんなに手入れしても決して根づかないのです。
御存じないのではありませんか?


野草大好きな勉強会参加者フィールドを荒らさない、楽しんで観察調査が出来る様に、
試行錯誤、努力の勉強会です。
参加者全員へ個人で散策時にも保護員の腕章を付けて頂き、
少しでも踏み荒らし盗掘の害を
防げないかと考えています。
手に沢山の野草を持っているので此処は国定公園ですと、
注意をすると貴方「何者ネ」そんなこと言う資格があるのね
腕章を見せると
チャンと腕章をしておけと言われます。
そんな事がありますので欄類は乗せておりません。


最後が愚痴になってしまいました。
めげないで花の絶えない園地をめざしましょう。

次回勉強会5/24日(金曜日)
AM9:30分自然の郷発です
お忘れの無い様お願いします。

野草勉強会〜カッコウの鳴き声の続く中で

$
0
0

連日の夏日、身体の準備が出来て居ない所為か・暑い・暑いの連発
山は大丈夫だろうかと心配です。
午前中は湿地の保護のためのロープ張りの予定
会員全員で、少しづつ貯めてきた10,000円前後の預金を取り崩し
ロープと鉄杭を購入。踏み荒らしの酷い湿地へロープ張りを決行。
「暑い中頑張ったね=種」
この種は、何時かは実り、湿原へ来る方の心に咲く花の種になる。
みんなの顔に流れる汗に「頑張っ種」笑顔の花が咲く。



カッコウが鳴き始め、ジャケツイバラの黄色が目立つ平尾台。

下見では周辺散策で木の花が目立つ

    
ハイノキ        オガタマノキ       エゴノキ

ハイノキ(灰の木)
ハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木
学名:Symplocos myrtacea)
和名の由来は、木灰が媒染剤として利用されたことから。
台上、周辺で開花を見たのは初めてでした。


オガタマノキ 【小賀玉の木】モクレン科の常緑高木。
暖地に自生。葉は長楕円形で厚く、光沢がある。春、芳香のある黄白色の花を葉腋(ようえき)
に一個つける。種子は紅色。葉は香料に、材は床柱や器具に利用。古来、榊(さかき)の代用とした。
古今伝授の三木(さんぼく)の一。
葉は互生します。2月から4月ごろ、葉腋に芳香のある白い花を咲かせます。花披片はふつう12個あり、
基部は紅色を帯びます。神事に使われることから、神社によく植栽されています。
気になっていた神社で発見。


エゴノキ(Styrax japonica)とはエゴノキ科の落葉小高木
和名は、果実を口に入れると喉や舌を刺激してえぐい(えごい)ことに由来する。
また果皮に有毒なサポニンを多く含んでいるので、昔は若い果実を石鹸と
同じように洗浄剤として洗濯などに用いた。




カワヂシャ 【川萵苣】ゴマノハグサ科クワガタソウ属
学名:Veronica undulata Wall.花期:4〜6月 
草丈:10〜50cmの2年生越年草
生育地:水田、川岸、田のあぜ道など湿ったところで見られたカワヂシャ
    山の水路の湿った所で発見。最近毎年花を咲かせている。

撮影・編集:森



今月も珍しい写真を沢山頂きました。

  
ノイバラ        ガマズミ


ノイバラ(野茨)バラ科
学名:Rosa multiflora)落葉性のつる性低木。日本のノバラの代表的な種。


ガマズミ(莢蒾)
学名:Viburnum dilatatum)
山地や丘陵地の明るい林や草原に生える落葉低木。
若い枝は星状毛や腺点があってざらざらで、灰緑色。古くなると、灰黒色になる。
葉は対生し、細かい鋸歯がある卵型から広卵形で10cm程度。
表面には羽状の葉脈がわずかに出っ張り、凹凸がある。表面は脈上にだけ毛があるが、
裏面では腺点や星状毛などが多い。




ムラサキ「ムラサキ科」
学名:Lithospermum erythrorhizon Siebold et Zucc. 
絶滅危惧?B類   北九州国定公園指定植物
草丈が低く日当りの良い二次草原に生育する多年草。
県内では主に草丈が低く日当りの良い二次草原に生育する多年草。

採取のため段々姿を消しつつある幻のはな
大切にして下さいね


  
オカウツボ(白花)     チチコグサ      ヒメケフシグロ


オカウツボ(丘靱)「ハマウツボ科
学名:Orobanche coerulescens Stephan forma nipponica (Makino) Kitam.
北九州国定公園指定植物 
日当たりのよい草地に生え,オトコヨモギに寄生するごくまれな植物で
白色はとても珍しい種です。
日本在来種で牧野先生の命名種ですね

ヒメケフシグロ ナデシコ科
北九州国定公園指定植物 
 白い小さな花が、茎の先に咲きます。
 朝鮮半島系の植物で、普通茎や葉、がくまでが短い毛でおおわれています
が、此方では短毛があまり目立たない種がおおい。




ミヤコグサ(都草) マメ科 別名エボシグサ
学名: Lotus japonicus) japonicusとなっていますが、元来は帰化植物であるようで、
ムギ類の栽培に付随して持ち込まれた史前帰化植物で
 あるとも言われる。雑種の多い中で一番先の在来種の開花は嬉しい。


撮影:河田




 
トウバナ      ハナイバナ

トウバナ (塔花) シソ科トウバナ属
学名:Clinopodium gracile
 茎が四角で、唇形花を持ったシソ科の特徴をよく現す花が、田の畦や湿り気の有る山裾に現れる。
 何段も重なって塔を連想させる形からトウバナと呼ばれる。

ハナイバナ
ノハラムラサキではと思ったのですが・・・ハナイバナのようです。
もう少し調べてみます。



イワガラミ(岩絡み)アジサイ科イワガラミ属の落葉つる性木本。
学名:Schizophragma hydrangeoides )
クリーム色の両性花が集まる花序のまわりに、白色の装飾花が縁どる。
装飾花は花弁状の萼片が1枚しかない。

撮影:釘宮



小さな雌蕊を写しています。



ヘラオオバコ(箆大葉子)オオバコ科オオバコ属の植物
(学名:Plantago lanceolata)
ヨーロッパ原産の雑草で、日本では帰化植物で
穂には小さな花が密生しており、下から上へと次々に咲き上がっていく。
穂の周りに細い糸に支えられてつき、白い輪のように目立つのはおしべです。
オオバコより大きく高いが、オオバコのような踏みつけ耐性はない。
一時は何処にでも見られたのですが、最近あまり見かけなくなった
種の一つです。

撮影:吉松



何時もマクロ撮影を見せてくれてます。


 
イチモンジセセリ       ルリシジミ

イチモンジセセリ
茶色くて、後翅に白い斑点がつながった一文字模様を持つセセリチョウ。

ルリシジミ シジミ  
斑紋が弧を描いて綺麗に並んでいるのが、ヤマトシジミ(赤い線)
上から2個目がズレているのが、ルリシジミ(青い線)






ヤマボウシ(山法師、山帽子)ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。
学名 Benthamidia japonica ハナミズキ
japonica=日本固有種の意味です。

アメリカヤマボウシがあるが、
こちらの果実は集合果にならず個々の果実が分離している。



イボタノキ

    
ヤブジラミ       オカオグルマ

イボタノキ(水蠟の木)モクセイ科

ヤブジラミ(藪虱)セリ科 
学名:torilis japonica 
和名の藪は生息地を表しているが、虱は服につく、
種の形が似ているなどの意味のようです。
花は小さいのですが実に可愛い花です。

オカオグルマ(丘小車)キク科
円盤状にきれいに並んでいた舌状花も
白い胞子になって飛んでいきます。



ソクシンラン(束心蘭)ユリ科
学名:【Aletris spicata (Thunb.) Franch.】
APG植物分類体系ではヤマノイモ目キンコウカ科に分類される。
和名の〈束心蘭〉は葉の束の中心から花茎が出る性質にちなんだものといわれている。
花は穂状花序に多数つき,花被片は6枚が合着して筒状となる。
茎と同様に縮れ毛を密生する。小さな花の雌蕊、雄しべを
明確に撮影してみるとその美しい仕組みに驚かされます。

撮影:桃坂


今回も多彩な花を記録して頂きました。
市外の来訪者を案内しましたが、台上は少し歩いただけで
ラン・ラン・ラン・凄い所やと感嘆されていました。
市内に住む皆さん慣れてしまってその大切さを
忘れているようです。

お疲れさまでした。
坂道では汗、峠に差し掛かると心地よい風
汗をかいた後のお弁当の時はさすがに美味しい。
程良い疲れにみんなで頂くお弁当
山大好きに与えられた特権でしょうか?
山歩きを止められない魅力の一つですね。


梅雨入りが発表されました。
次回は
6月12日(水曜日)9:30分発
平尾台自然の郷花工房

雨支度でお越しください。

台風予報の最中に

$
0
0

6月の台風・・・予報、が出て観察会も出来ないかと心配していましたが
本日晴れ後曇り、8:30分外気温は既に26℃これでは熱中症に注意が必要なお天気です。

久しぶりの青空 午後からは秋の様な鰯雲、反対の空は入道雲と変な天気です。

下見では



コガクウツギ
(小額空木、小萼空木、)
学名:Hydrangea luteovenosa)は、アジサイ科、アジサイ属の落葉低木。
名の由来はガクウツギよりも花が小さいことによる。
枝先に散房花序をつける。 両生花と装飾花がいっしょにつく。 直径3〜5cm。
 装飾花のガク片は白色で3〜4個、大小がある。


    
キダチニンドウ   スイカズラ       ヒルガオ

キダチニンドウ
スイカズラ科スイカズラ属の常緑つる性木本。
(吸い葛、学名:Lonicera japonica)
別名、ニンドウ(忍冬)。冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた。

スイカズラ「吸い葛」
、古くは花を口にくわえて甘い蜜を吸うことが行なわれたことに因む
砂糖の無い頃の日本では、砂糖の代わりとして用いられていた。
スイカズラ類の英名(honeysuckle)もそれに因む名称で、
洋の東西を問わずスイカズラやその近縁の植物の花を
口にくわえて蜜を吸うことが行われていたようである。

ヒルガオ(昼顔)ヒルガオ科の植物。
学名Calystegia japonica、シノニムCalystegia pubescens他)
アサガオ同様朝開花するが昼になっても花がしぼまないことからこの名がある。
花の形は漏斗形。苞葉が萼を包み込むので、
帰化植物のセイヨウヒルガオ(西洋昼顔、学名Convolvulus arvensis)と区別できる。



センダン「栴檀」センダン科センダン属の落葉高木。
、学名: Melia azedarach)は、別名としてオウチ(楝)、アミノキなどがある。
「栴檀は双葉より芳(かんば)し」のことわざでよく知られるが、
これはセンダンではなくビャクダン(白檀)を指す。

撮影・編集 森




今日も貴重な写真を頂きました。



キキョウソウ
別名ダンダンギキョウ 
キキョウ科
学名 Triodanis perfoliata
英名等 Common nenus’ Looking-glass
自然分布 北アメリカ 
一年草.茎は高さ20〜80cm,稜上にまばらな毛がある.葉は互生,
無柄でハート形の基部で茎を抱き,下面とへりに毛.花はほとんど無柄.
葉笨に1〜3個ずつつくが,初めに閉鎖花のみつけ,後から普通の花をつける.
鮮紫色で5裂,がく片5個,雄ずい5個(閉鎖花では3個),雌ずい1個.
果実は円筒形で頂部にがく片が残る.


  

ミゾコウジュ「シソ科 アキギリ属 」
学名Salvia plebeia
田の縁や河川敷など,湿り気のある日当たりのよい所に生える越年草。
キバナアキギリやアキノタムラソウなどと同じアキギリ属の仲間だが,
花が小さいので同じ仲間とは気がつきにくい。
アキギリ属のほかの種は夏から秋に花が咲くものがほとんどだが,
ミゾコウジュは春の終わりに花を咲かせる。

  

実物を見てないので不確実なのです。
もしかして、
ビロードツメクサ「マメ科」
       学名:Trifolium hirtum トリフォリウム・ヒルツム
和名:ビロードアカツメクサ
英名:Rose Clover 性状:一年草
原産地:ヨーロッパ東部〜南部
特徴など:日本にも帰化植物として入ってきているクローバーの仲間。
淡いピンク色の花がかわいい。



ヤブムラサキ
学名は、Callicarpa mollis
クマツヅラ科ムラサキシキブ属
枝や葉裏、花柄、萼などに灰白色の星状毛が密生する。葉は対生。

まだ蕊の出始めたばかりの可愛いヤブムラサキ
葉を触るとビロードのような手触りです。

撮影:釘宮



最近マクロ撮影に精を出して頑張っています。



アメリカイヌホウズキ
「ナス科ナス属」 学名:Solanum ptychanthum
」1年草
北アメリカ原産の帰化植物。葉はやや幅が狭い。葉の下部の縁にあらい鋸歯があるものが多い。
花は2〜4個が枝先の散形花序(小花柄が1箇所につく。
直径8mmほどの淡紫色〜白色。花が終わると花柄は下に垂れ、
花期は7〜9月
オオイヌホオズキ、アメリカイヌホオズキなどは、よく似ており分類が難しい。



ヒメジョンとモンキチョウ

撮影:吉松






カワジシャ
(川苣、カワジサ):
 貝原益軒の「菜譜」(1704年)には「水萵苣(かわちさ) 
「水辺に生ず。泥溝の地に宜し、子あり、をのづから地におちて春生ず。
生なるを酢みそにて食す。性冷なり。虚寒の人食ふべからず」とある。
「本朝食鑑」(1697年)の中で、「昧は微苦、無毒、風熱(せき、痰の出るかぜ)、
咽痛を治し、
酒毒を解する」として、民間薬の効能について述べている。
葉には明確な鋸歯があり、これは外来種のオオカワヂシャと見分ける最大のポイントで
花柄が直線的に斜上するのも本種の特徴。

  
シオデ         テイカカズラ

シオデ
シオデ(牛尾菜)
学名は、Smilax riparia
サルトリイバラ科シオデ属
よく似たタチシオデは、雄しべの葯が楕円形、花被片が平開、葉の裏面が粉白色、

撮影:桃坂



何時も意味深な写真を見せてくれます。
目の付けどころが違う方です。




シロミノヘビイチゴ(白実野蛇苺)
1930年に牧野富太郎氏が栃木県で発見したとされております。
新日本植物図鑑では見当たりません。
また、ヤブヘビイチゴ(未掲載)の白実種ではないかとの説もあるようです。
観察では草丈が5〜10センチ、
葉は3出複葉で小葉には細かい鋸歯があります。
4~5月に、葉脇より長い柄を出して5弁花を付けるようです。
花の時期は同じ色なので、はっきり見分ける事が出来ません。
花後に付ける直径1〜1.5センチで球形の偽果が真っ白なのが特徴でした。

シロミノヤブヘビイチゴ学名Duchesnea indica f. albocaput





アブラギリ「油桐」別名ドクエ(毒荏)
学名:Vernicia cordata)はトウダイグサ科の落葉高木。
種子から桐油と呼ばれる油を採取して塗料などに用いる。桐油は不飽和脂肪酸を多く含む乾性油であるため、
塗料や油紙の材料として盛んに使われた。ただし、エレオステアリン酸など毒性を持つ不飽和脂肪酸を含むため、食用にはできない
これは古くから種子の油を食用や塗料用として用いた エゴマ(荏)と対比した名前である。




 

ハンカイソウ
学名: Ligularia japonica )キク科メタカラコウ属の多年草。
直径30cmにもなる切れこんだ大きな葉が最大の特徴。草丈も
人の目の位置ぐらいまでになる。
属名の Ligularia はラテン語の「ligula(舌)」からきている。
小さい舌状の花弁から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。 

撮影:河田



暑い中日陰もない登山道は疲れます。
でも、昼食時の茶が床は涼やかで、眠りに就きたい心地よさです。

この季節は、花の過渡期にあり あまり観察出来ないと思っていましたが
結構いろんな花を楽しむ事が出来ました。
帽子を忘れた人、水が少なかった人等、少々のアクシデントはありましたが
何とか無事観察会を終える事が出来ました。

怪我無く観察が出来ました。
これ以上に厳しい季節を迎えます
お身体に気を付けてお過ごしくださいますように!


次回勉強会
6/28日(金曜日)です。
元気でおいで下さい。






ノハナショブ 近年に無い群生。

$
0
0

25日の下見で8個の幼菌を発見勉強会まで持ちますようにと願いながら
翌日も翌日も来てみました。残念なことに皆さんが観察出来たのは1本のみ
それでも初めてと喜んで頂きホッとしましたが、キヌガサダケばかり数カ所も回り
ノハナショウブの咲き誇る湿地を見る余裕がありませんでした。




下見で開花したキヌガサダケ

子実体は初めは鶏卵のような球体として地上に出現し、
底部には太いひも状〜根状の(根状菌糸束)を備えることが多い。
白い外皮の内部には、薄くて丈夫な膜質の殻皮内層に
包まれた基本体が形成される。
基本体は薄くて釣鐘状を呈するかさの表面を覆い、
さらにかさに包み込まれるようにして基本体を高く持ち上げる托が発達している。
球状のつぼみの先端が大きく裂けて開き、基本体を乗せたかさの先端が現れ、
さらに托がすみやかに伸長する。
托の伸びが限界に達したところで、かさの下端と托の基部付近をつないでいた殻皮内層が切れ、
それに引き出されるようにして、かさの内面に折りたたまれていた菌網(indusium)と呼ばれる
レース状の附属器官が伸び始める。

今回の観察で幼菌から菌網が開くまでの時間は夜とは限らない
外気温に関係している様に感じました。
昼の11時ごろ基本体を発見夕方17時頃見に行くと、
まだ少し伸び始めたばかり、翌朝の6時再度行ってみると、菌網は完全には
降り切っていませんでした。ながーい観察に疲れます。
それでも、飛び出す瞬間にはまだ出会わない修行が足りないのでしょうネ




カラスビシャク(烏柄杓)
学名:Pinellia ternata)とは、サトイモ科の植物の一種。
花の形がウラシマソウによく似ている。むしろテンナンショウ属の多くより似ている
苞の中の柱状の花序がその背面で苞と癒合するなど、はっきりと異なる点から別属とされる。




ちょっと違うコナスビがあると思っていましたら
写してくれていました。



ナガエコナスビ
サクラソウ科 オカトラノオ属
花柄が6〜18mmのものをナガエコナスビ(var. thunbergiana)
として分けることがあり、山地に見られ、花も大きい

  
コマツナギ    ソクシンラン種子    

コマツナギ(駒繋)マメ科
学名は、Indigofera pseudotinctoria
葉は奇数羽状複葉。小葉は4〜5対で長さ8〜20mmの長楕円形。葉の脇から総状花序を出し、
淡紅紫色で長さ4mmの蝶形花を開く。豆果は長さ約3cmの円柱形。
  最近道路緑化などのために中国などのトウコマツナギ
(Indigofera bungeana )が持ち込まれている。
台上への登山道にも植えられていて心配です。

ソクシンラン(束心蘭)ユリ科ソクシンラン属
学名は、Aletris spicata
花の時期より種子が目立つ気になって写して頂きました
とても可愛いのです。

撮影:釘宮



この開花調査の成果気持ちよく写真を提供して頂いています。
台上では珍しい花を写してきてくれました。



正式名はウマノアシガタ(八重)
一説にはウマノアシガタの八重咲きをキンポウゲと呼ぶのだと言う人もいる。
 日本全土、中国、朝鮮半島に分布し、しばしば群生して野を黄金色に彩り、
金鳳花の名にふさわしい花姿を見せる。

 花弁が光を浴びてキラキラ光るのは花弁の下のデンプンを
含む細胞層が光を反射する事による。
キンポウゲはいかにもふさわしい名であるが、
分類上は固体を指す言葉では無く、キンポウゲ科全体を指し、
この花の名はウマノアシガタである。


    
アマドコロ(種子)     シオデ(雌花)    ゲンノショウコ 

シオデ(雌花)
シオデ属(学名 Smilax)は、サルトリイバラ科
(またはユリ科)に分類される多年生植物。

ゲンノショウコ(現の証拠)
今年初めてのの観察です。 

撮影:吉松



野焼きの飛び火のため大切な野草が絶えてしまうと新聞が騒ぎましたが
全く反対で見事に再生した一面のノハナショブ・ヌマトラノオ



ノハナショウブ(野花菖蒲) アヤメ科アヤメ属
学名:Iris ensata var. spontanea)
多年草。花期は6月から7月で、赤紫色の花びらの基部に黄色のすじが入るのが特徴。
アヤメには網目模様が入り、カキツバタには白色から淡黄色のすじが入る。
園芸種であるハナショウブ(花菖蒲 Iris ensata var. ensata)の原種である。

山口県のウツギバタと言う所へノハナショウブの自生地を
見学に行きましたが白やピンクのノハナショウブが咲いており
どの色にも黄色い筋がくっきりと入っていました。


  
ヌマトラノオ     ムラサキニガナ

ヌマトラノオ(サクラソウ科 オカトラノオ属)
学名:Lysimachia fortunei 
和名の由来は通常の草原に生育するオカトラノオと比較したもの。
初夏に花穂を形成し、白い花を咲かせるが、
オカトラノオのようには頭を垂れない。 


ムラサキニガナ(紫苦菜)
学名は、Lactuca sororia キク科アキノノゲシ属





ハエドクソウ(蠅毒草)ハエドクソウ科(クロンキスト体系ではクマツヅラ科)の多年草。
学名:Phryma leptostahya subsp asiatica)は
有毒植物。和名は、この植物から出る液が蛆殺しや殺虫剤に使われていることに由来する。主な毒の
成分はフリマロリンで、食べると嘔吐などを引き起こす。

この小さな花はレンズを通すと物すごく繊細で可愛い
小さく揺れる暗い場所での、さすがの撮影


 
ツマグロヒョウモン雌・雄

今回撮影が出来た蝶


撮影:桃坂





ムラサキカタバミ 「カタバミ科カタバミ属」
南アフリカ原産の半耐寒性の多年草(球根植物)、カタバミの園芸品種です。
花茎を伸ばした茎先に桃色の大輪の花を咲かせる 葉は
三つ葉形で緑色をしています。 葯と花の中心部の色は黄色です。
カタバミの名は「傍食(かたばみ=1部が欠けていること)」の意味で、
小葉がハート形になっていて、欠けているように見えるため
名づけられたという。



ベニシジミ

撮影:下猶



当日は九工大のロケット打ち上げのため
通行止めが多く神社林道の観察が出来ませんでした。

ムシムシと暑い中の開花調査お疲れさまでした。
誰一人文句も言わず黙々とボランティア調査をしています。
そんな小さな積み重ねが、少しでも後世の人の役に立つ事が出来たら幸せですね。

お知らせ
無料休憩所が写真展が出来るように改装されました。

第1回目写真展をしています。
期間7/1日~31日迄

小さな写真展 平尾台の四季  児島 宏 15点
フォトクラブ華連 平尾台風景 華連メンバー内9名 

平尾台へお越しの節は
是非、見に来てください。無料です。




次回7/26日(金曜日)
平尾台自然の郷花工房 9:30分発

暑さ本番です水分・暑さ対策を充分にしておいで下さい。




梅雨明けとは言うものの台上で外気温32℃暑ーい観察会。

$
0
0

この高温多湿は異常に思える
どうしょう何処へ行けば良いと悩みながら到着
ドリーネへ・湿原・千仏の何処にしょうと相談すると空かさずドリーネ
みなさん暑さもなんのそのルンルンで出発です。




集中豪雨に見舞われ花の様子はとしんぱいしていましたが
下見では数か所のドリーネを巡り一カ所で
一輪のみ開花が見られました。



ギンバンソウ(銀梅草)
学名:Deinanthe bifida) アジサイ科ギンバイソウ属の多年草。
関東以西の本州、四国、九州の山地の樹陰に生える。
白い5弁の花をウメに見立てて、この名がついた。
花は装飾花と両性花からなり、
装飾花は、がく片が2枚〜3枚からなる。
両性花は、がく片と花弁がそれぞれ5枚で、おしべがたくさんあり、
めしべは1個からなる。

台上ではドリーネにしか咲いてない幻の花
勉強会に頃には近くの方が咲いてくれることを願うばかりです。


 
スズサイコ      ヒナノキンチャク

スズサイコ(鈴柴胡)ガガイモ科カモメヅル属の多年草
学名: Vincetoxicum pycnostelma )。
ガガイモ科日本産のものでは他のものは幅広い葉を持ち、いかにも双子葉植物ですと、
いう顔をしているのに対して、この種はよく見ればこの属の特徴を示すものの、
ちょっと見には細長い茎と葉が上に伸びる点、異彩を放っている。
草原ではなかなか目につきにくく、花や実が付いたときは妙に目を引く不思議な植物です。

ヒナノキンチャク
台上のお金持ちさん ようやく一番乗りまだ蕾
これからが楽しみな花です。


センターの調査では珍しい昆虫に出会いました。

  
ツバメシジミ       ヒメビロードカミキリ



ミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)
アゲハチョウ上科シジミチョウ科学名 Antigius attilia)は、チョウ目(鱗翅目)
チョウの一種。「ミズイロ」と名付けられているが、翅は水色ではない。
翅表は濃灰一色で、後翅にわずかに水色の斑が乗る。 翅裏の斑紋が特徴的で、
白地に黒い帯が2本はしり、内側の1本は下端付近で体寄りに折れ曲がり、
後翅後縁に小さな橙色斑が入る。
翅表が本種と酷似するウスイロオナガシジミも、この翅裏の斑紋で容易に区別できる。
雌雄は外見が酷似し、判別は困難なようです。

今回もまた珍しい花?を松島さんが見つけてくれました。
花はムラサキニガナなのですが咲き方が、葉の様子が違うのです。


  

ムラサキニガナ  エゾムラサキニガナ???



ムラサキニガナ(変形)

もしかして?もしかして

和名 エゾムラサキニガナ
学名 Lactuca sibirica (L.) Bentham

来年も調査の必要ありです。



撮影:河田・吉松・釘宮・


ジャノヒゲ二種



  

ジャノヒゲ(紫色)(白色)
ジャノヒゲ(蛇の髭)クサスギカズラ科ジャノヒゲ属の常緑多年草。
学名: Ophiopogon japonicus)リュウノヒゲ(竜の髯)ともいう。
細い葉が多数出る。この葉が竜の髯に似ているので名付けられたといわれる

撮影:吉松・河田







ホウライカズラ(蓬莱葛)マチン科
学名:Gardneria nutans Sieb. et Zucc
蓬莱は中国の伝説にある不老不死の蓬莱山の蓬莱のことで、
”普通に見られない珍しい植物なのでしゃれてつけたのだろう“と牧野図鑑では書かれている。
台上ではドリーネの入口などで普通に見られるが、開花が簡単に見られるこの場所も
花が遠くになり観察しにくくなって来ています。



  

オニシバリ(鬼縛り)ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑小低木。
学名:Daphne pseudomezereum)有毒植物。別名、ナツボウズ(夏坊主)。
樹皮が強靭で、枝を折ってもちぎれないことから、この木の樹皮で鬼を縛っても切れないだろう
という意味で、(鬼縛り)といい、また、夏に一時落葉することから、ナツボウズ(夏坊主)ともいう。

撮影:松島


変な名前が付いていますが
とてもかわいい花です。

   

ヘクソカズラ(屁糞葛)アカネ科ヘクソカズラ属の植物の一種。
学名: Paederia scandens
別名ヤイトバナ、サオトメバナ。古名はクソカズラ(糞葛・屎葛)。
葉や茎に悪臭があることから屁屎葛(ヘクソカズラ)の名があるようです。


    

オカトラノオ      ハエドクソウ       ヤブコウジ

オカトラノオ(丘虎の尾)サクラソウ科オカトラノオ属の多年草
学名:Lysimachia clethroides )。
白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。
花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。

ハエドクソウ
ハエドクソウについては前回説明しましたが、
実際見ても分からない小さな花の雌蕊まで撮影してます。

ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科の常緑小低木。
学名:Ardisia japonica)
林内に生育し、この時期白い小さな花をつける。別名、十両(ジュウリョウ)


撮影:山中



しっかり写してくれていましたので
オオバコの花をアップにしてみました。




オオバコ科オオバコ属
学名は、Plantago asiatica
小さな花を穂状につける。花は4個の萼片と1個の苞に包まれていて、
花序の下から上に咲き上がる。葯は薄紫色。

セイヨウオオバコ=花の色は緑がかった茶色。
各花は紫色のおしべを持つ。花茎は直立する。




  
ハナイカダ        カラタチバナ

カラタチバナ(唐橘)
学名:Ardisia crispa)ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木。
マンリョウ(万両)に対して百両(ヒャクリョウ)とも呼ばれる。


撮影:釘宮






アキノタムラソウシソ科アキギリ属

学名:Salvia japonica
秋に咲くイメージの名前が付けられているが、
7月の梅雨 から開花しはじめ、初秋まで花が続く。


撮影:河田



むせかえるような暑さの中、涼しい木陰を歩き
木の力・林の威力を充分感じられた一日
最初のドリーネを出て、どうする次へ行きますか?の問いに
全員、行きます〜頼もしい限りです。

帰り道も素晴らしい豊作この時期これだけの花にあえる
台地に感謝です。

暑さに負けないでこの夏もがんばりましょう。

ラン科の植物はは盗掘を避けて上げておりません
家族、友達固定された人で見るのではなく、みんなで楽しむ場所です。
悪い習慣は無くして行きたいです物です。



次回勉強会
7/26日(金曜日)
平尾台自然の郷花工房
9:30分発
暑さ対策充分に気をつけてお出で下さい。





天のめぐみに支えられ

$
0
0

連日の猛暑の中調査は大丈夫だろうか?
万が一を期して下見で広谷の調査は済ませておきました等々と心配していましたが
地面を叩くような通り雨30分、傘を持参しての調査でしたが、救われました。
涼しさの中、全員で意気揚々と湿地へ






今までは
ベニバナセンブリと思っていました。



ハナハマセンブリ 「リンドウ科シマセンブリ属の一年生」帰化植物
学名 (Centaurium tenuiflorum) 




ベニバナセンブリとハマハナセンブリは良く間違われやすい
例えば、日本の帰化植物 平凡社 初版第1刷 のベニバナセンブリの写真は
明らかにハナハマセンブリの写真です。
日本帰化植物写真図鑑 全国農村教育協会第1刷 の
ベニバナセンブリの写真もハナハマセンブリの写真です。
こちらは、ハナハマセンブリの間違いであることに気づいて、正誤表が配布され、
解説文もハナハマセンブリに書き換えられています。

知るほどに楽しい植物観察図鑑を出版されている本田郁夫さんのページに
この様な記事がありましたので訂正しておきます。



  
ネジバナ    ヤブラン

ネジバナ(捩花)ラン科ネジバナ属の小型の多年草。
学名:Spiranthes sinensis var. amoena)別名がモジズリ(綟摺)
日蔭ではまだ咲いていました。


ヤブラン(藪蘭)
学名:Liriope muscari)は、スズラン亜科ヤブラン属に属する多年草。
別名リリオペ、サマームスカリ。東アジアに分布する。
「用薬須知(ようやくすうち・1726)松岡玄達」には、「大葉のもの其根最も肥えて
味甘し、ヤブランと呼ぶ。小葉のもの蛇の鬚(じゃのひげ)と名づく。
根また細小、功用相同じ」という記述があるように薬用として用いられる。


悪い茄子の悪いお話



ワルナスビ(悪茄子)
学名:Solanum carolinense)はナス科の多年草。
アメリカ合衆国南東部(カロライナ周辺)の原産。
明治39年に千葉県成田市の御料牧場で牧野富太郎により発見及び命名され、
日本も含め世界的に帰化している外来種である。
全草がソラニンを含み有毒であるため、家畜が食べると場合によっては中毒死すること
がある。英語でも"Apple of Sodom"(ソドムのリンゴ)、
"Devil's tomato" (悪魔のトマト)などという悪名でも呼ばれている。

悪魔のTomatoとは大変な猛毒を持つようです
花は可愛いですね。


勉強会での観察で沢山繁茂しているこの花に出会いました。




ハグロソウ(葉黒草)キツネノゴマ科多年草
和名は葉が暗緑色であることによると思われる。
学名【Peristrophe japonica (Thunb.) Bremek. var.subrotunda (Matsuda) Murata et Terao】
苞は卵形で長さ1〜2.5cm,幅0.5〜1.2cm,縁に短毛がある。花冠は2唇形で紅紫色。
おしべは2本,葯は2室で各室は線形で上下に1列に並ぶ。  
苞は卵形で長さ1〜2.5cm,幅0.5〜1.2cm,縁に短毛がある。


足元をせわしげに飛ぶ、蝶の 正体は

  
ジャノメチョウ     ヒメウラナミジャノメ

季節により飛ぶ蝶の姿に季節の移り変わりを感じます。


撮影:森





シオデ雄花(牛尾菜)サルトリイバラ科シオデ属
学名 Smilax riparia
雌雄異株。雄花の花被片は長さ4〜5mmの披針形。葯は線形で鉤形に曲がる。


   

オニドコロ      ゴマノハグサ

オニドコロ雄花「ヤマノイモ科ヤマノイモ属」
学名:Dioscorea tokoro
雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し、淡緑色の6花披片の花を多数平開する。
雄花には6個の雄しべがある。


ゴマノハグサ(胡麻の葉草)ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属
学名(属名+種小名)Scrophularia buergeriana
属名のScrophulariaはラテン語のscrofula(るいれき)からで
紡錘状に肥大した根に由来するとも、この仲 間の1種が薬として用いられたからともいう。
種小名のbuergerianaは日本植物の採集家ドイツ人ブリュゲルに因むという。
日本には5種しか野生せず、属も 種のゴマノハグサも存在感が薄い。
ネットでゴマノハグサを検索するとゴマノハグサ科ばかりが表示されるし、
山渓ハンディ 図鑑「野に咲く花」にも記載が無い希少種だが、
れっきとした環境省レッドリストの絶滅危惧?類(VU)。


撮影:吉松







コオニユリ(小鬼百合)ユリ科ユリ属
学名は、Lilium leichtlinii f. pseudotigrinum
野焼きで延焼した湿地の彼方此方で今までにない沢山の開花が見られます。
野焼きをしないと湿地も無くなるのではと、早めの対処を望みます。


  

タチオランダゲンゲ(立和蘭蓮華)?
ムラサキツメクサによく似た感じで、花のすぐ下に葉がないのがこの花
学名:Trifolium hybridum)は、マメ科シャジクソウ属の多年草。

見慣れないシロツメクサがあると言うので調べてみました。
オランダゲンゲに次いでタチオランダゲンゲではと
思いますが実物を見てないので何とも憶測の世界です。




キキョウ(桔梗)キキョウ科の多年性
学名:Platycodon grandiflorus
万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」は本種であると言われている。
絶滅危惧種である本種が沢山咲く台上はまさに天上の花園

時々この様な変形だと思うのですが、咲いていました。


撮影:釘宮



弟まで殺して秘密を守ったと言われる。



オトギリソウ 「弟切草」 オトギリソウ科オトギリソウ属 の多年生植物。
学名:Hypericum erectum)
平安時代の伝説によるものである。この不吉な伝説のため、付けられた花言葉も
「怨み」「秘密」と縁起が悪い。
基本的には薬草であり、タカノキズグスリ(鷹の傷薬)、チドメグサ(血止め草)
などの悪いイメージのない異名も持つ事でも知ってほしいものです。


   
   メハジキ  普通のキキョウ    ホウライカズラ 

メハジキ(目弾き) シソ科:メハジキ属
学名:Leonurus sibiricus
生薬の益母草(やくもそう)といいます。

ホウライカズラ(蓬莱葛)マチン科
学名:Gardneria nutans Sieb. et Zucc.
マチンの学名には[Strychnos]がついているし、英名も「ストリキニーネの木」というそうだ。
蓬莱は中国の伝説にある不老不死の蓬莱山の蓬莱のことで、
(普通に見られない珍しい植物なので、しゃれてつけたのだろう)と
牧野図鑑では書かれている。


珍しい蜂に出会いました。




ルリモンハナバチ


撮影:松嶋






カワラナデシコ(河原撫子)ナデシコ科ナデシコ属の多年草
学名:Dianthus superbus L. var. longicalycinus (Maxim.) F.N.Williams)
昔は、草原や山地、河原等の環境は人の手により草刈や枝打ち等され、
里山的な利用が行われてきた。日当たりの良い開けた環境が継続してきたという背景がある。
「人為的なかく乱」が行われなくなると、カワラナデシコに代表される人間と密接な関係
のある普通種が、その自生地や個体数を減少させてしまう結果になる
平尾台でも今回の類焼が無ければ現象の一歩を辿りつつある花です。


    
センニンソウ    ヨロイグサ         クルマバナ

センニンソウ(仙人草)キンポウゲ科センニンソウ属の多年草。
学名 Clematis terniflora)
茎の先端付近の葉腋から三出状の散房花序を出し、多数の白い花をつける。
4枚の花弁に見えるのは萼片で、本当の花弁はない。
果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことからこの名が付いた。
有毒なので、注意を要します。


ヨロイグサ「セリ科シシウド属の多年草ヨロイグサ」
学名: (Angelica dahurica)漢方薬 ビャクシ(白芷)
血管拡張と消炎の作用から、肌を潤しむくみを取るとして、
古来中国の宮廷の女性達により美容用とされていたそうです。
シシウドに変わり沢山のヨロイグサが繁殖して来ましたが、
見た目は殆ど変りなく気付かない方が多い様です。


クルマバナ(車花)シソ科トウバナ属
学名:Clinopodium chinense subsp. grandiflorum var. urticifolium
 名は、花が輪生することによるものです。






アリノトウグサ(蟻塔草)「アリノトウグサ科アリノトウグサ属の植物。」
学名: Haloragis micrantha R.Br
円錐花序を頂生し,多数の小さく,帯紫褐色の赤い両性花を各分枝に穂状につける。
花は4枚の萼片と花弁を有し,萼片は開花後も宿存する。花弁と雄しべが落ちたあと、
紅色で羽毛状の雌しべの柱頭が伸びてくる。 めしべの柱頭は4裂し,淡紅色の毛を密生する。
知らず知らずに踏んでしまう花に
小さな小さな花物語に触れると野草観察をしてる喜びを
感じる一瞬です。胸がドキドキしますね。

撮影:桃坂




各地に異常気象がもたらしている風雨災害
熱中症、まだ暑さは続きます
充分、お気を付けてお過ごしください。

次回8月第2水曜日はお盆休みです。

8月23日(金曜日)にまたお会いしましょう。




救いの雨の勉強会。

$
0
0


前日のセンターボランティア参加で早めに出動午前5時茶が床で準備中
ふと見上げた英彦山の方面、面白い雲発見早起きは何とやらです。

その後、暑い暑い滴り落ちる汗に、水が不足して買ってきて頂く不祥事。
これだと明日は午前中のみの調査になる覚悟で出向きましたが、
恵みの雨、涼しい、日ごろの行いの所為でしょうか~



下見では「アゼオトギリ」と「ヒナノカンザシ」を探しました。



  

アゼオトギリ  オトギリソウ科 オトギリソウ属
環境省絶滅危惧?B類(EN)
学名:Hypericum oliganthum  Franch. et Sav. 湿生植物  
野原や耕作地のやや湿った所に生え花は黄色。花弁には黒点と明点が入り
径約1cm 茎は株立ちと成り良く枝分かれする。葉には柄が無く多少茎を抱く。


 

マルバヌスビトハギ
和名丸葉盗人萩「マメ科」
学名:Desmodium podocarpum
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の広い卵形で、頂小葉が大きい。
小葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。

大好きな小さな白い花



マキエハギ
マメ科ハギ属 学名 Lespedeza virgata 
落葉小低木。 樹高40〜60cm。
名の由来、 まっすぐ伸びた細い花柄が蒔絵の手法を思わせるため だそうです。

  
メドハギ     コヤブタバコ      ツリフネソウ

ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草。
学名: Impatiens textori)ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれる
大きく深い花がたくさん咲き距の部分に蜜がたまり、
主にマルハナバチなど大型のハナバチや、ツリアブ類などが好んで集まり、
花粉を媒介する。


    
   ヤハズソウ        ツルマメ      コカモメヅル

ヤハズソウ(矢筈草)マメ科ハギ属の雑草。
学名(Lespedeza striata (Thunb.) Hook. et Arn.)
和名は葉脈が矢筈状に見え、
これを引きちぎると矢筈型に切れることに由来する。

ツルマメ(蔓豆)マメ科ダイズ属のつる植物
学名(Glycine soja)は、ダイズの原種とされる。
茎には下向きの粗い毛がある。

コカモメヅル(小鴎蔓) ガガイモ科 
学名: tylophora floribunda Miq.
花序は蔓や葉の大きさに比べて大きく、腋の葉を越えて長く伸びる。
花は暗紫色で5裂した花冠裂片の上面に目立たない微毛がある。
黄色のずい柱を取り巻いて直立した副花冠は花冠より濃い黒紫色。
花に比べ大きく、面白い種に注目。


花の移り変わりと共に蝶もいろいろ見る事が出来ました。

   
ウラギンシジミ    ツバメシジミ       ルリシジミ        キチョウ 

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)
チョウ目シジミチョウ科ウラギンシジミ属に分類されるチョウ。

ツバメシジミ=夏型♂(しじみちょう科)

ルリシジミ=(瑠璃小灰蝶)チョウ目(鱗翅目)シジミチョウ科に属する。

キチョウ=チョウ目・シロチョウ科・キチョウ属


 
シオカラトンボ    ムギワラトンボ

シオカラトンボ♂(塩辛蜻蛉)トンボ科シオカラトンボ属
雌:ムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)





キキョウ(桔梗)キキョウ科の多年性草本植物。
学名:Platycodon grandiflorus)絶滅危惧種
早朝出動の目玉は、露が朝日を浴びる姿を観賞するためでもあります。

撮影・編集:森


何時も熱心な方珍しいオトギリソウを
写してきて下さいました。



オトギリソウ??
アゼオトギリ・サワオトギリ・何と言うオトギリソウなのか、
葉が茎を抱いているか、茎は数本叢生、してるのか情報不足です。
不明な花は必ず詳しく撮影して頂きたいのです。
次回行ってみましょう。


 
アオツヅラフジ    フユイチゴ

アオツヅラフジ(青葛藤)ツヅラフジ科のつる性落葉木本。
学名:Cocculus orbiculatusまたはC. trilobus)
雌株は秋に核果を結実し、これがブドウのように青く熟して目立つ。
アオツヅラフジは有毒植物である。

フユイチゴ(冬苺) 科目:バラ科キイチゴ属
学名:Rubus buergeriの常緑匍匐性の小低木。


撮影:釘宮






サイヨウシャジン (細葉沙参) キキョウ科
学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A. DC. 
シャジン(沙参)の細葉形という意味で、
シャジンは樺太、北海道から九州まで見られるツリガネニンジンの類を指す。
釣鐘人参の原種とされている。


 

マルバハギ    ヒオウギ

ヒオウギ(檜扇)アヤメ科アヤメ属の多年草
学名:Iris domestica)
分子生物学によるDNA解析の結果からアヤメ属に編入され現在の学名となったそうです。


撮影:山中


はじめて参加された方が気持ち良く撮影したばかりの
写真を提供してくれました。




メハジキ(目弾き)シソ科メハジキ属:越年草
学名:Leonurus sibiricus
別名:益母草(やくもそう)の漢名は、母の益になる薬草という意味があり、
中国では古くから婦人薬として利用されてきたものです。


   
ネコハギ      キンミズヒキ      キセワタ       ヌマトラノオ

ネコハギ「マメ科」
 白色で旗弁の中央下部に紅紫色の斑点が2個ある。
 閉鎖花は1-3個が上部の葉腋につく。節果は広卵形。

キンミズヒキ(金水引)バラ科キンミズヒキ属
学名Agrimonia pilosa var. japonica
雄しべの数が10〜13本。2個の雌しべは普通1個のみが成熟する。
萼筒がよく発達し、萼片は5個。萼筒のふちにはカギ状の刺が多数ある。

ヌマトラノオ(沼虎尾)サクラソウ科オカトラノオ属
学名は、Lysimachia fortunei
オカトラノオとヌマトラノオの交配種にイヌヌマトラノオ(花穂)が丸いのがある。
花穂が丸いのが気になりますネ

撮影:重籐



小雨降る中でしたが心地よい風と気温に最高の調査、観察が出来ました。
ラッキーでした花工房へ帰り暫くすると豪雨。

観察中の約束ごと
次の班が来る前に早めに移動、散策路から踏み込まない。
守れてない方が数人、一人でも守れて無いと大事なものは教えて
上げられません。一人の為みなさんが迷惑します。
何も無いようなササ藪にも大切な花が密かに息づいています。
踏み込みは、踏み荒らしと同じです注意して
観察することを心がけましょう。


まだまだ残暑きびしいと思います
負けずに頑張りましょうお疲れさまでした。


次回は9/11日(水曜日)です。
ご病気で欠席された皆さんが、一日も早く回復されますよう
みんなで待っております。


あまりの暑さに開花にも異常が表れています。

$
0
0

酷暑も何とかおさまり朝夕は涼しさを感じられるようになりました。





青空の中初めてのコースを歩きます。

下見では
9/3日はスズメウリのコースを検討してみました。



スズメウリ (雀瓜)ウリ科スズメウリ属
学名は、Melothria japonica

水辺や平地のやや湿ったところに生える。時につるの先が地下に潜って越冬する。
雌雄同株。雌花、雄花ともに葉腋に単生するが、枝先では時に雄花が総状につくこともある。
花色は白。果実は直径1〜2cmの球形または卵形。


9/5日はサネカズラの雌花の見れるコースを考えて歩きました。



サネカズラ「実葛」(美しい実のかずらの意)「マツブサ科サネカズラ属」

学名:Kadsura japonica)別名、ビナンカズラ(美男葛)。

いろいろ見て回りますがそれ以外に見れるものが無く思案中
9/6日毎月ボランティアで野草調査に参加の コースを歩いて決める事に

    
アキノウナギツカミ      葉   ヒメガンクビソウ  根生葉

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴)タデ科イヌタデ属
学名は、Persicaria sagittata var. sibirica
低地に広く分布し、普通。茎は下部が地をはい、逆刺がある。
葉は披針形で基部は矢じり形。紅色の花をつける。
稀に茎の逆刺がないものがある。

ヒメガンクビソウ「キク科ガンクビソウ属」
学名は、Carpesium rosulatum
根生葉は、花期にも残り、ロゼット状、ヘラ状披針形で、不ぞろいの鋸歯がある。
全体として弱々しい。

   
カラカサダケ            ハダカホウズキ

カラカサダケ- ハラタケ科 -
カサの形は最初は卵形で球形になり、やがて開いて
名前の通り、カラカサに似た形に成長していきます。

ハダカホウズキ(裸酸漿) ナス科ハダカホオズキ属
学名は、Tubocapsicum anomalum
学名(属名+種小名)種小名のanomalumは変則のとか異常のという意味で
液果が萼に覆われていない事からなのでしょうか

 

また勉強会当日珍しいきのこに出会いました。



ソライロタケ(空色茸)イッポンシメジ科
学名:Entoloma virescens)
食べた人は居ないそうで有毒かそうでないかは不明

撮影:森



一番の理由はこの植物。帰って調べると




エダウチスズメノトウガラシ(枝打ち雀の唐辛子)ゴマノハグサ科アゼトウガラシ属
近年までヒロハスズメノトウガラシとともに、スズメノトウガラシとして扱われてきたが、
形態的に異なる2型があり分離された。

初めて見る花でした。桃坂氏にバッチリに写してとお願いして
撮影して頂きました。


まだ病み上がりの状態で心配しましたが、お陰でこの花を、



アマチャズル (甘茶蔓)とは、ウリ科アマチャヅル属
、雌雄異株の植物。葉は通常5枚の小葉に分かれ、3枚から7枚に分かれることもあり、
葉には毛と凹凸がある。星状の小さな花が咲く。


蝶を三頭

  
イチモンジチョウ     アカタテハの裏羽

イチモンジチョウ(一文字蝶)
アゲハチョウ上科タテハチョウ科に属する

アカタテハ
タテハの意味は「立て羽」で羽を立てて止まるという習性を表していますが、
実際にはタテハチョウ科の蝶は羽を開いて止まるものも多いようです。

(撮影:桃坂)



また今回は木の花を沢山観察する事が出来ました。

    
ヌルデ       葉            コシアブラ
ヌルデ(白膠木)ウルシ科(学名:Rhus javanica)

コシアブラ(ウコギ科 ウコギ属)
学名:Acanthopanax sciadophylloides Franch. et Savat.
花を見れたのは幸いでした。



ハシカグサ(麻疹草)「アカネ科」
学名:Neanotis hirsuta var. hirsuta
葉が大きめで萼に毛がないものをオオハシカグサという。





ミズヒキ(水引)「タデ科」

撮影:重籐




帰りの車中から撮影

  
アナグマ       ウスバキトンボ



フジカンゾウ(藤甘草)マメ科ヌスビトハギ属
学名:Desmodium oldhamii
葉は5〜7枚の小葉からなる「奇数羽状複葉」

撮影:松嶋






キクイモ(菊芋) キク科ヒマワリ属の多年草。
(学名:Helianthus tuberosus)
北アメリカ原産で、世界中に外来種として分布している。
日本には1850年代から1860年代に初めて導入され、全国に定着が拡大している。
河川敷や草地に生育する在来種の植物と競争し、駆逐する危険性がある。
外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。




ツルリンドウ(蔓竜胆)
日本のリンドウ科植物中,唯一の液果をつける種
(学名:Tripterospermum japonicum)

撮影:釘宮



まだまだ沢山の花を観察出来ました。
調査では下から歩きでしたが、大変だったし、撮影に時間がかかる
事を考え半分まで車にしたのですが歩いた時は気付かなかった道路の悪さに
車を出して頂いたみなさんへ迷惑をおかけしました。
男性軍には助けて頂き感謝です。

暑さも一息、沢山の方に参加頂き その逞しさと健康の
ありがたさに感謝感謝の一日でした。





次回勉強会は9/27日(第4金曜日)
元気で参加できますように、
9:30分自然の郷 出発です。


Viewing all 409 articles
Browse latest View live